2024年 4月 26日 (金)

「スピード感が全然違う」デキる営業の圧倒的「時短」ワークとは...「個人よりチーム」

提供:ラクス

お客様とのやり取り「共有」する利点とは?


――皆さん、仕事と生活ともに充実しているようですね。営業の仕事には、拘束時間が長いイメージを持っていたので、ビックリです。

   稲田:前職の化粧品会社でも営業をしていましたが、当たり前のように22~23時まで仕事をしていて、24時くらいに帰れたらいいかな、と思っていました。

   とりあえずノルマを与えられ、達成するまで帰って来るなと言われたり、達成できなかったらすごく詰められたり。新人なのになぜ早く帰るんだと、普通に上司から言われました。成果を残すまでお前は帰るな、と。

   佐々木:私も前職で営業をしていました。お客様ありきで深夜、土日に電話がかかってくることもざら。仕事を1人で完結しなければなりませんでした。営業の仕事は個人に紐づいているのが普通ですよね。名刺に携帯の電話番号が入っていないことは珍しいのではと思います。

   武内:携帯番号もそうですし、メールアドレスはチームで共通のものを使用していて、お客様とのやり取りの状況は弊社のメールグループウェア「メールディーラー」で共有されています。


――アドレスも...! 仕事しづらくないですか?

   武内:全然、大丈夫です。(はじめは)丸見え感はありましたが、気にならなくなりました。

   稲田:個人個人でどのようにお客様に折衝しているのか、そういうのを勉強できる利点もありました。


――他の社員にも仕事の状況を見えるようにすれば、いちいち連絡をする手間を省けますね。

   稲田:どれくらい問い合わせが来ているかを確認して、チームでリカバリーできます。仕事が個人に紐づかないところが良いですね。

   佐々木:仕事がパツパツになったら、周りからも見えるし、救いの手も差し伸べてもらえます。

   武内:メールのやり取り以外にも、訪問や電話でのやり取りも別の社内システムで共有しています。例えば休み中の社員が担当しているお客様からすぐに対応すべきお問い合わせが来ても、過去のやり取りの履歴をみて、他の人が対応できます。


――他に何か、システム面で働きやすくしているものはありますか?

   稲田:「仕組み化」でしょうか。簡単なところで言うと、きちんとメールをテンプレート化するとか、皆でそのテンプレを共有するとか。そうすれば個人の作業時間が減りますからね。

稲田さん
稲田さん

   武内:ムダなことをめっちゃ嫌いますよね。資料を作る時に手動でデータベースからコピー、貼り付け、コピー、貼り付け...としていると、ずれてしまったりしますが、1つ数字を入れたら全体が更新されるような仕組みを作ってくれたり...。

   稲田:データからCSVに出し、ポンとExcelに貼り付ければ、しかるべきところに入力されて、数十分かかっていたところが5分におさまりますからね。資料更新でも、顧客管理のシステムを使用することで手動計算をなくすとか、小さな改善を積み重ねています。各自がそういった意識を持っているのは強みだと思います。

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