2024年 3月 19日 (火)

三角コーンが暑さで溶ける!? 本当にありうるか、専門家に聞くと...

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   日本列島は全国的に猛暑となり、気象庁によると2018年7月23日には、東京都内で初の40度超が観測された。報道においても連日の暑さについて「危険な暑さ」や「猛烈な暑さ」と表現し、熱中症などへの警戒を呼び掛けている。

   暑さを表すような様々な画像が投稿される中、三角コーン(ロードコーン、パイロン)が根元から倒れてしまっている画像が注目を集めている。

  • 本当にとろけてしまうのか
    本当にとろけてしまうのか
  • 本当にとろけてしまうのか

珍しい状態

   出回っている画像は、赤い三角コーンが駐車場と思わしき場所で、横たわるように倒れている。別の画像では、シワのような細かい線が見えるほか、大きなヨレも発生している。一見すると、暑さで溶けてしまっているかのようだ。13年ごろからインターネット上で見られるようになった画像だ。

   いくら日本が暑いとはいえ、本当にそんなことがありえるのか。

   J-CASTニュースは2018年7月17日、三角コーンやバリケードなどの保安用品や工事用品など様々な品目を取り扱う石井マーク(大阪市北区)の石井達雄代表取締役に取材を行った。

   ツイッターで出回る画像を実際に見たことがあるという石井さんは、画像に違和感があったようで、不自然であり、「珍しい」との回答であった。

   というのも、一般的な三角コーンはポリエチレン樹脂が用いられる。実際にこの材質は熱でやわらかくなるといい、「本来であれば耐熱温度が90度」だ。しかし、いくらアスファルトが熱されているとはいえ、90度を超えるのが難しいのではないかとの見方であった。

   後日、石井マークのツイッターアカウントは三角コーンが熱で倒れる場合について更なる見解を投稿した。

「もし仮に暑さでペッタンコになるとすれば、おそらく推測できる原因は外気温それ自体ではなく、アスファルトなど地面が『かなり』の高熱になっている事によるものと思われます。すなわち徐々にコーン下部から地面に畳まれてゆく可能性です」

   さらに、とろけてしまった三角コーンの画像に対しても、言及している。

「何らかの熱の影響はあったと考えられます。そう推測する理由の一つは『シワ』です。ポリエチレンは熱で柔らかくなる熱可塑性樹脂に分類されますが、成型時に引き延ばす形で生じた材料ストレスは、柔らかくなった時点で解放されてシワになる可能性はあります」
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