2024年 4月 27日 (土)

「赤坂自民亭」批判は後出しジャンケン 菅官房長官の反論を検証する

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開催直後は総裁選がらみの報道が多かった

   「赤坂自民亭」が開催されたこと自体は、開催当日の7月5日に報じられていた。確かにその内容は、開催を問題視するものではなく、総裁選にからめたものだった。例えば共同通信は、安倍晋三首相の「赤坂自民亭」参加が初めてだったとして、

「9月の党総裁選を意識した動きとみられる。終了後、首相は『和気あいあいで良かった』と記者団に語った」

と報じ、時事通信は「安倍首相、総裁選にらみ動き活発化」の見出しで、活発化する首相の動きのひとつとして「赤坂自民亭」出席に触れている。日経新聞も7月6日朝刊で、

「首相と岸田氏ら、議員宿舎会合に、『和気あいあいだった』」

の見出しで報じており、批判的な論調が本格化するのは、出席者のひとりでもある竹下亘総務会長が7月9日の記者会見で

「もう開いてしまっておりますので、どのような非難もお受けしようと思っております」

などと反省の弁を口にした頃からだ。

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