2024年 4月 29日 (月)

樹木希林、感動の「名言」を生んだ内田裕也との別居、闘病の生きざま ネットは大喜利状態に

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「がんは、周囲が向き合ってくれるありがたい病気」

 

   2004年に左目を失明して記者会見を開いたときは、1年前に朝起きると目が見えなかったといい、「やっぱり絶望しましたね」と漏らした。病気をしっかり受け止めているように見えるとの指摘には、「そんなに上等な話じゃないですけど」と言いながらも、次のように気丈に語った。

 
「その人の奥っ側にある、対する人の裏っ側にあるものを見て行くチャンスかなというふうに思っています」
 

   05年には、乳がんの手術を受け、産経新聞の09年2月20日付インタビュー記事では、そのときのことを振り返って、こう感想を話した。

 
「がんはありがたい病気よ。周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから」
「そういう意味で、がんは面白いんですよね」
 

   13年に全身がんに侵されていることを告白し、18年9月15日に帰らぬ人となった。樹木希林さんは、結婚でも病気でも、決して悲観ばかりせず、前向きに考えて75年の生涯を生き抜いた。それは、仕事の上でもまったく同じだ。樹木さんは15年、自らの女優人生を振り返ってこう言った。

 
「人間を演じていくと言う意味では、今ごろになって、ああいい仕事に就いたなあと。本当にシワになって白髪になってたるんできて、それで商売になるんですからね」
 

   ツイッターでは、こんな名言の数々が投稿され、「熟年の『恋は盲目』は半分見えてますよね」「こんなにロックな人を僕は知らない」「生き様がカッコいいな」といった感想が書き込まれている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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