制裁の「ザル」ぶりアピールを狙う?
北朝鮮は06年の核実験強行後、国連安保理決議で高級車を含むぜいたく品の禁輸措置を科されている。正恩氏としては、ベンツ以外の高級車も使用していることを示すことで、制裁の実効性がないことを改めて示す狙いがあるとみられる。
トランプ政権としては、北朝鮮が非核化するまでは制裁を継続する方針だ。正恩氏はポンペオ氏を「熱烈に歓迎した」(朝鮮中央津信)はずだが、ロールス・ロイスでの登場は「米国の外交トップに対する、ちょっとした平手打ちだと解釈される」(CNN)との声も出ている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)