2024年 3月 19日 (火)

菊池雄星にヤンキースがつける「お値段」は? 現役メジャースカウトに聞いた

   パ・リーグCSファイナルステージが2018年10月17日、メットライフドーム(埼玉・所沢市)で行われ、西武の先発・菊池雄星投手がソフトバンク打線の前に5回9安打6失点で敗れた。中指に血マメができた影響から制球が定まらず、4回に一挙5点を許し5回104球で降板した。エースとして託されたCSファイナルステージの初戦。苦手のソフトバンクにまたしてもやられた。プロ入りしてから8年間、菊池はソフトバンク相手に白星がなかった。9年目の今年9月28日、19度目の挑戦でようやくソフトバンクから初白星をあげたばかりだった。

   悲願の日本一へ初戦でつまずいてしまったが、海の向こうでの菊池の評価に変わりはない。来季、ポスティングによるメジャー移籍が決定的な菊池を早くも米国のメディアが取り上げている。

  • 画像はイメージ
    画像はイメージ
  • 画像はイメージ

田中、セベリーノに続くヤンキース4番手

   ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は、ヤンキース特集の中で、来季のヤンキースの先発ローテンションを予想。記事では移籍の可能性のある海外選手を含む25人が候補に挙がっており、菊池はその中の一人としてピックアップされている。

   予想では、今季、ローテンションの一角を担い活躍した田中将大投手、ルイス・セベリーノ投手らのローテンション入りは確実視され、菊池はこれに続く「4番手」となっている。菊池のメジャー挑戦は正式発表されていないが、すでに米メディアはヤンキースが菊池をスカウティングしていると報じている。

   複数のメジャー球団が菊池獲得へ動くと予想される中、J-CASTニュースは18日、メジャーの現役スカウトに話を聞いた。

「メジャーのほとんどの球団がすでに菊池の調査は終わっている。ヤンキースは菊池が左肩に不安を抱えていることも分かっているはずだし、コントロールがよくないことも知っている。1年を通してローテンションを守れるかは未知数だが、左投手で160キロ近いストレート投げるのは大きな魅力」

   ヤンキースが菊池をローテンションの一角として迎える場合、年俸はどれほどになるのか。前出のメジャースカウトは「井川のものがひとつの目安となる。ただ、ヤンキースは井川で失敗しているから慎重になると思う」と話した。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中