2024年 4月 19日 (金)

東京五輪マラソン「5時半スタート」で、選手・観客にどんな影響が出るのか

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2002年サッカー日韓W杯では臨時列車が

   また一方で、一般の観客の問題も浮上する。マラソンは男女ともに東京・千駄ヶ谷の新国立競技場発着のコースで行われる。5時30分にスタートした場合、観戦チケットを購入した一般人が公共の交通機関を使用してスタート時間までに競技場にたどり着くことができるのだろうかは疑問である。

   2002年のサッカー日韓W杯においては、JR東日本などが大会期間中に臨時列車を運転して対応した。ただ、これは試合終了時間が遅くなることによって帰宅出来ないファンに対しての配慮だった。

   公共の交通機関での来場が不可能な場合、前泊という手段を取る必要が出てくるが、五輪期間中の周辺の宿泊施設は関係者によってすでに多くが押さえられ、たとえ空室があったとしても「五輪価格」で通常の倍以上も値段が跳ね上がる。

   観客のみならず、レースを運営するスタッフもまた同様の問題を抱える。五輪のマラソン運営には500人近くのスタッフが必要とされ、そのスタッフの競技場までの交通手段、宿泊施設などの問題をクリアしなければならない。

   スタート時間の繰り上げ幅に関しては近く、国際オリンピック委員会(IOC)や競技団体と調整に入り、12月上旬にも正式決定する。

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