2020年 10月 21日 (水)

金融に本格進出するLINEの「勝算」は 銀行業参入で問われる進化

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「アプリで完結」サービスの成否

   今回の「銀行参入」にあたってLINEはみずほFGと協力し、個人の信用力を点数化した指標「LINEスコア」や、個人向け無担保ローンサービス「LINEポケットマネー」を今後提供することも発表した。LINEのグループ会社「LINEクレジット」が、みずほ銀とみずほFGのグループ会社であるオリエントコーポレーション(オリコ)から新たに出資を受ける。2019年春の出資完了時点で、LINEクレジットへの出資比率はLINEフィナンシャル51%、みずほ銀34%、オリコ15%となる。

   「LINEスコア」はみずほ銀とオリコの与信審査ノウハウを活用するほか、LINEの利用状況やユーザーから提供を受ける追加情報を活用し、総合的に算出する。「LINEポケットマネー」はユーザーのスコアに応じ、最適な利率と利用可能額を決定する。急な飲み会や出張の立て替え、医療費など突発的な資金需要に対応し、申し込み、借り入れ、返済という一連の流れがすべてアプリ上で完結するサービスモデルを検討する。

   自社の強みを生かし、金融の世界でも存在感を見せたいLINE。もっとも一連の金融サービスが、収益の柱に育つかは未知数だ。2018年1~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純損益が60億円の赤字(前年同期は120億円の黒字)だった。金融事業などの初期投資が足を引っ張った。

   成長期待に見合うだけの実績を残せるのか。そろそろ正念場に差し掛かろうとしている。

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