2024年 4月 18日 (木)

短距離の東海から駅伝の東海へ 箱根連覇を見据える黄金世代

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今大会出場10人中8人が来年も箱根路を

   悲願成就のカギは3年生が握っていた。全国トップのスピードスターが集う3年生は、東海大史上最強の「黄金世代」と称される。その「黄金世代」の中心にいるのが館澤亨次、關颯人、鬼塚翔太、阪口竜平の4人だ。

   館澤は日本選手権男子1500メートルで2連覇中のスピードランナーで、阪口は日本選手権男子3000メートルSCで4位入賞の実力者。館澤は4区で、阪口は7区でそれぞれ2位のタイムをマークしチームに貢献した。1区の鬼塚は区間6位ながらもトップとはわずか8秒差でタスキをつないだ。

   中心選手のひとりである關が今大会ではエントリーされず補欠にまわったが、この穴を埋めたのが同じく3年生の小松陽平だ。初の箱根となる小松は8区を任され、区間新の快走で東洋大を逆転。「黄金世代」のひとり、小松がチーム唯一の区間賞を獲得して初Vの立役者となった。

   今大会、東海大の4年生は2人だけで、今回出場した8人が来年も残る。特筆すべきは、8人中7人が「黄金世代」の3年生であること。これに今回出場出来なかった關を含めると、9人もの選手が来年、主力選手として再び箱根に戻ってくる。

   東海大の両角速監督(52)は「10人の選手が自分のやってきたことに自信を持ってきちんとできた。これに尽きる。先のことは考えられないが、まだまだ努力しなければならないところがたくさんある。そういうところをきちんと頑張りながら、また作り直していけたらと思います」と初優勝を噛みしめながら、しっかりと次を見据えた。

   王者・青学の5連覇を阻止し、新春の箱根路に旋風を巻き起こした東海大。「黄金世代」の伝説が幕を開けた。

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