2019年 10月 20日 (日)

「Mr.ラグビー」平尾誠二さんは、平成の坂本龍馬だった

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   2016年10月20日――。日本ラグビー界に衝撃が走った。「Mr.ラグビー」と呼ばれた平尾誠二さんの、突然の訃報である。「2019年ラグビーW杯日本大会」開催を誰よりも楽しみにし、また、その招致に向け、惜しみなく尽力した方だった。

   享年53歳。あまりにも早すぎる死だった。

  • JRFUに飾られている平尾さんのパネル、その脇で平尾さんとの思い出を語る薮木氏
    JRFUに飾られている平尾さんのパネル、その脇で平尾さんとの思い出を語る薮木氏

どんな形容詞を並べても語りつくせない「偉大な存在」

   ラグビーを知らない方でも、平尾さんのことはご存じだろう。トレードマークでもあった口ひげ、そして多くのファンを魅了した端正なルックス。またプレーでは、抜群のステップワーク、華麗なるパス、正確なキック...。30年以上、プレーと取材でラグビーにかかわってきた記者も、平尾さんの魅力を語るには、どんな形容詞を並べても言いつくせないほどだ。

   そこで、J-CASTニュース編集部では、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)の特任理事兼広報部長で、長年にわたって平尾さんと寝食をともにした薮木宏之氏に聞いた。

   薮木氏は、明大を経て神戸製鋼(以下、神鋼)へと入社。平尾さんが「先輩」、薮木氏が「後輩」という「兄弟」のような間柄で、この2人を中心に選手が結束、神鋼は「日本選手権V7」という大偉業を成し遂げた。

   そんな薮木氏は、平尾さんについて、

「チームの『精神的主柱』でしたね。試合中の表情であったり、ピンチの時に我々にかけてくれる言葉であったり...。平尾さんがいることで、我々も安心してプレーができたし、いいボールを出せばチャンスに変えてくれる、逆にピンチの時には救ってくれる...そういう『偉大な存在』でした」

と振り返る。

   女性ファンを中心に大変な人気を集め、また「ラグビー」という文化を日本に根付かせた平尾さんの素顔はどうだったのか? 「弟分」の薮木氏が続けてくれた。

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