SKE48の「次世代エース」として期待を集めていた小畑優奈さん(17)が2019年2月12日に名古屋・SKE48劇場で行われた公演で、3月末にグループから卒業することを発表した。2作連続でSKEシングル表題曲のセンターポジションに起用され、人気も右肩上がりの中での突然の卒業発表だ。人気上昇中の若手メンバーの卒業は異例で、関係者からは「もう少し長くやって欲しかった」(湯浅洋・劇場支配人)などと惜しむ声が相次いだ。松井珠理奈、須田亜香里とともにAKB選抜メンバーにも小畑さんは15年に7期生としてデビュー。「ゆなな」の愛称で知られる。選抜総選挙では15、16年とランクイン圏外が続いたが、17年7月発売のSKEの楽曲「意外にマンゴー」で、初の選抜メンバーに選ばれた上、センターにも抜擢されてブレイク。18年1月発売の「無意識の色」でもセンターに起用された。AKB48の楽曲でも、「11月のアンクレット」(17年11月発売)で選抜メンバーに選ばれた。28人いる選抜メンバーのうち、SKEからは3人が参加。松井珠理奈さん(21)、須田亜香里さん(27)と肩を並べてパフォーマンスした。知名度が上がったこともあって、総選挙の順位は17年72位、18年34位と急上昇していた。さいたま市内で19年2月5日に行ったコンサートでは、小畑さんセンターで欅坂46の「不協和音」をカバーしたことが話題になったばかり。「僕は嫌だ!」と絶叫すると、客席からはどよめきが起こった。そんな中での2月12日の卒業発表だ。客席が「えー!」「うそでしょ?」といった声であふれる中、小畑さんはその理由を「私のアイドルとしての目標はすべてやりきったと思っていて、新しい道に進みたいなという気持ちが強くなったので、こういう道を選ばせてもらいました」と説明。劇場支配人の湯浅氏が終演後にツイッターで公開した動画でも、小畑さんは「ちゃんと自分の思っていることを伝えられたのは、今の自分の中では新しい1歩がまた踏めるので、すがすがしいです、割と」「結構前から決めてて、色々話し合ってこういう形になりました。ここで経験できたことはすごく大きいなと思うし、私の人生の中で一番大きな出来事だから、しっかり、無駄にせず生かして新たなステップに進めたらいいなと思っています」などと笑顔で話した。チームリーダー「この先SKE48の先頭を走ってくれるのだと思ってました」湯浅氏は「昨年よりアイドルはやりきったので卒業して、新しい事をやってみたいと相談を受けてました。もう少し長くやって欲しかったです。本人が決めた事なので尊重はしますが残念です」小畑さんが所属するチームK2のリーダー、大場美奈さん(26)も、ブログで「ゆなには才能やセンスがあって何度驚かされてみんなが夢中になったことかこんな存在がこの先SKE48の先頭を走ってくれるのだと思ってました」などと早すぎる卒業を惜しみながら、小畑さんの前途を祝した。「大好きな子がこれを、あれを、やりたい!って素敵な夢を見つけたってこと難しいことだけど背中をきちんと押してあげたい」SKE以外にも波紋は広がった。NGT48の本間日陽(ひなた)さん(19)は、ツイッターで、「待って、ゆななさん、待って、、悲しい、、、混乱が止まらない、、」と困惑。NMB48の山本彩加(あやか)さん(16)は、めまい顔の絵文字、AKB48の矢作萌夏さん(16)、福岡聖菜さん(18)、HKT48の田中美久さん(17)、松岡はなさん(19)は泣き顔の絵文字つき「ゆななさん、、」などと卒業発表を嘆いた。(J-CASTニュース編集部 工藤博司)
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