「ラブライブ!」シリーズの公式サイトが改ざんされていたことが2019年4月5日、わかり、サイトを運営するアニメ制作会社「サンライズ」(東京都杉並区)が対応に追われている。サンライズは同日、「『ラブライブ!』シリーズ公式サイトについてのご連絡」と題した文書をネット上で発表。「安全性が確認されるまでは、下記サイトへのアクセスはお控えいただきますようお願いいたします」と呼び掛けている。「ラブライブは我々が頂いた!」サイトのページを開くと、「ラブライブは我々が頂いた!」と赤字のタイトルが表示され、「我々がラブライブを入手する際、手の込んだプログラミングを行なったり、こっそりとデータを傍受したりする必要はなかった 我々の方法は、移管オファーを行い元所有者が移管オファーを承認しただけだった 元所有者はこれだけであっさりと、ラブライブを、我々へと移管してしまった」と文が続いていた。しばらく待つと、別のアニメサイトに飛ばされる仕組みだった。ネット上の「住所」を指すドメイン情報などを調べてみると、所有者は本来のサンライズ側から変わり、登録者名も女性とみられる個人名に変更されたとされる。だが、ドメイン情報を検索できるサイトによると、15時38分に「株式会社サンライズ」に名前が変わっており、19時現在はサンライズ側のサイトに誘導する内容に切り替わっている。公式サイトが改ざんされた問題をめぐり、ネット上では「第三者によるドメイン移管申請が原因では」という趣旨の指摘が上がっていた。しかしサンライズの経営企画室の担当者に5日、J-CASTニュース編集部が電話取材したところによると、第三者がドメインを勝手に移管できないようにするロックはかけていたという。「ドメインロックも含めてサイトに関しては安全対策をしていた。これまでもそういったことはなかった」という。「ラブライブ!」は製作委員会方式で作られており、サイトを運営するサンライズなどが関わっている。(J-CASTニュース編集部 田中美知生)
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