NHKの平成ネット史(仮)展や番組の情報を発信しているツイッターアカウントの投稿がインターネット上で話題を呼んでいる。「黒塗りの高級車に追突してしまう」と一見すると何ら問題のない投稿に見えるが、リプライ(返信)欄には「まずいですよ!」などのコメントが寄せられた。元ネタが問題?この投稿は2019年4月27日から30日までNHK大阪放送局で行われたイベント「平成ネット史(仮)展@大阪」に設置された掲示板の一角を撮影したものと思われる。訪れた人が自由に落書きできるもので、平成ネット史のアカウントではその一部を紹介していた。「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」や「千葉!滋賀!佐賀!」などネットユーザーにとって懐かしい気分に浸れるものが多い。中でも反響を呼んだのが、4月30日に投稿されたものだ。「黒塗りの高級車に追突してしまう」ほかのツイートは3ケタや2ケタのものが多い中で、これだけはリツイート、いいね数が4ケタに到達している。多くの反響が寄せられたのは元ネタがネット上でカルト的な人気があるAV「真夏の夜の淫夢」であったからだ。この作品の1章「極道脅迫!体育部員たちの逆襲」のあらすじに使われた一節の落書きをNHKのツイッターアカウントが取り上げた。そのせいか、リプライ欄には、「おっとNHK そこまでにしておけ」「あのさぁ・・・」「まずいですよ!」といった返信が寄せられた。このビデオを元ネタにしたスラングは、作品名から「淫夢語録」と呼ばれ、ネット用語として浸透した。そのため、「平成ネット史」として不適切な投稿と言い切れないが、元ネタの性質を考えると非常に「攻めた」ネタだ。
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