2019年 10月 24日 (木)

再び借金11、DeNAの課題は「打線よりも...」 関係者が指摘する苦戦の背景

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   DeNAが2019年5月16日、横浜スタジアムで中日と対戦し2-3で敗れた。ドラフト3位ルーキーの大貫晋一投手(25)が先発し、7回5安打2失点の好投を見せたが打線の援護がなく今季2敗目を喫した。打線は中日の先発エニー・ロメロ投手(28)に7回まで3安打に抑え込まれ沈黙。9回に一打同点のチャンスを作るも後が続かず、連勝はならなかった。チームの借金は再び「11」となり、暗いトンネルから抜け出せないでいる。

   セ・リーグワーストのチーム打率236.が物語るゲームだった。中日の先発ロメロに7回まで散発3安打。ロメロから奪った唯一の得点は、神里和毅外野手(25)が6回に放ったソロ本塁打のみ。9回には1死2、3塁の絶好の場面が訪れるも、あと1本が出ず代打・佐野恵太内野手(24)の1塁ゴロの間に獲得した1点が精いっぱいだった。

   投手が好投しても打線が沈黙する。逆に打線が奮起したゲームでは「投壊」が。今シーズンのDeNAは、投打がかみ合わずに敗戦するケースが多く見られる。守備面で見てみると、失策「16」は中日の「14」に次いでリーグ2番目に少ない。ワーストとなる広島の「35」の半分以下で、今シーズンのDeNAの守りは堅い。「175」の失点はリーグ5位で、143得点も同じくリーグ5位。一方で、195失点のワースト・ヤクルトは、この失点を上回る204点を獲得し、ペナントレースで2位を死守している。

  • DeNAの本拠地・横浜スタジアム
    DeNAの本拠地・横浜スタジアム

「走者が出ても全く怖くない」

   得点力の低さがそのままチーム成績に反映されているDeNAだが、在京球団の関係者は次のように指摘する。

「打線は水ものと言われるように、いつ爆発するか分からない。DeNAはリーグでもトップクラスの打者が揃っているので、打線が上向けばチーム状態も良くなるはず。ただ、低調の打線よりも、チームの機動力が足りない。今シーズンのDeNAの盗塁は7個だけ。他のチームからしてみれば、走者が出ても全く怖くない。他のチームに比べて盗塁の心配が減りますから。その分、ピッチャーも打者に集中できますし」

   DeNAの盗塁「7」は12球団ワースト。セ・リーグではDeNAの次がヤクルトの「17」となっており、倍以上の差を付けられている。パ・リーグでは楽天の12盗塁がワーストで、最多は西武の「46」となっている。リーグが異なるといえど、DeNAの盗塁数は西武の6分の1以下で、機動力の差が数字からも分かる。

「打者の一発に頼る戦略に...」

   ラミレス監督は2017年シーズンの途中から昨シーズンまで、投手を8番に置く独自のオーダーを組んできた。野手に9番を打たせ、1、2番に強打者を置くことで得点力アップを図る目的と見られたが、今シーズンからは投手に9番を打たせるオーソドックスのものに変更している。

   前出の関係者は「今シーズンのDeNA打線はうまく機能していないように見受けられる。ピッチャーを9番に戻したのに、相変わらず2番にソトや宮崎ら長距離ヒッターを置きたがっている。2番の前に選手が塁に出ても、あのオーダーでは仕掛けづらい。どうしても打者の一発に頼る戦略になってしまう」と指摘する。

   強力打線を揃えながらも、現在のDeNA打線はつながりがなく「点」で終わる傾向が。12球団最速の25敗目で、勝率は12球団唯一の3割台(5月16日時点)と厳しい状況が続く。中盤戦に向けてラミレス監督に果たして秘策はあるのだろうか...。

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