2024年 4月 19日 (金)

9回好機も阪神敗戦 植田の「ギャンブルスタート」、矢野采配に賛否

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   阪神・矢野燿大監督(50)の采配が波紋を広げている。阪神は2019年6月5日、ZOZOマリンスタジアムでロッテと対戦し4-5で敗れた。先発・青柳晃洋投手(25)が7安打5失点ながら7回を投げ抜き、踏ん張りを見せた。打線はこれに応えるように9回、一打同点のチャンスを作るも併殺という最悪の形で試合終了。首位・広島とのゲーム差は「4」に広がった。

   問題のシーンは1点を追う9回阪神の攻撃。先頭ジェフリー・マルテ内野手(27)が粘りを見せ、フルカウントからの8球目をレフト前へ。同点のランナーを出した阪神は、ここでマルテの代走として植田海内野手(23)を送り込んだ。ロッテバッテリーが警戒する中、植田はカウント2-2から2盗を決めた。捕手が2塁に送球出来ないほど、見事なスタートだった。

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非のないはずの植田にも批判の矛先が...

   無死2塁で6番・梅野隆太郎捕手(27)が繋ぐバッティングで2ゴロ。この間、植田は3塁に進塁し、1死3塁の一打同点の絶好の機会を作った。打席には髙山俊外野手(26)。高山の仕事は、最低でも犠飛となる外野へのフライ、もしくはグランドにたたきつけるようなゴロだった。しかし、高山が放った一打は、レフトへの強烈なライナーだった。これをレフト清田育宏(33)が体を投げ飛ばしダイビングキャッチ。3塁走者の植田はすでにホーム付近まで走っており、戻ることが出来ずにまさかの併殺でゲームセットとなった。

   1点を追う1死3塁の場面でまさかの併殺。試合直後、ネット上ではこのプレーを巡って様々な憶測が飛び交った。矢野監督の指示だったのか、それとも植田のミスなのか...。試合後、矢野監督のコメントがネットで配信され、矢野監督のサインによるものだったことが判明すると、今度は矢野采配を巡る物議が。サイン通りに動き、本来ならば非のないはずの植田にも批判の矛先が向けられる事態となった。

   1死3塁、カウント2-1の場面で矢野監督が植田に対して出したサインは、通称「ギャンブルスタート」と呼ばれるものだったと見られる。このサインを受けた3塁走者は、打者がバットに球を当てた瞬間にスタートを切ることが原則となる。つまりは、打者の打球がフライ、ゴロに関係なくバットに球が当たればスタートを切らなければならない。植田はこのサインを忠実に守った形で、矢野監督も植田の走塁を責めることなく、併殺の責任すべてを自身で背負った。

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