2019年 8月 21日 (水)

全席電源&長時間使えるWi-Fi JAL新型国内線「エアバスA350」機内お披露目

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   日本航空(JAL)は2019年6月20日、19年9月から国内線にお目見えする最新鋭大型旅客機、エアバスA350型機の内部を羽田空港で報道陣にお披露目した。

   1996年から国内線の主力として活躍してきたボーイング777型機の後継で、「今後長くJALのフラッグシップとして活躍する次世代航空機」(赤坂祐二社長)。シートも新型を導入。JALが購入する国内線仕様機としては初めて全席に個人用モニターがつくなど、内装も充実させた。

  • エアバスA350型機には新シートが導入された。写真は普通席
    エアバスA350型機には新シートが導入された。写真は普通席
  • 普通席ではモニターのすぐ下に電源がついている
    普通席ではモニターのすぐ下に電源がついている
  • ファーストクラス。黒を基調にした配色で落ち着いた空間を演出している
    ファーストクラス。黒を基調にした配色で落ち着いた空間を演出している
  • 「クラスJ」シート。JALのシンボルカラーでもある赤をベースにした
    「クラスJ」シート。JALのシンボルカラーでもある赤をベースにした
  • 収納スペースも大きくなった。乗客が1人1個キャスターつきバッグを持ち込んでも大丈夫
    収納スペースも大きくなった。乗客が1人1個キャスターつきバッグを持ち込んでも大丈夫

機内に入ると「鶴丸」が出迎える

   今回導入されるのは、標準型のA350-900型で、標準座席数はボーイング777-200型機の375席よりも若干少ない369席。ファーストクラス12席、「クラスJ」94席、普通席263席を配置した。

   大半の乗客が通ることになる前方左側の入り口には、JALのシンボル「鶴丸」をあしらい、すぐ後ろに広がるファーストクラスの区画は黒を基調にした配色で落ち着いた空間を演出。続くクラスJ、普通席の区画は、JALのシンボルカラーでもある赤をベースにした。

   全席に個人用モニター、USBの充電ポート、PC用の電源がつく。JALが運航する国内線仕様機では、旧日本エアシステム(JAS、04年にJALへ統合)が1997年に導入したボーイング777-200型機「レインボーセブン」に個人用モニターがついていたが、JALが購入した飛行機としてはA350が初めてだ。

   座席上部の荷物収納スペースも大きくなり、乗客が1人1個キャスターつきバッグを機内に持ち込んでも、収納できるようになった。

   機内無線LAN(Wi-Fi)が利用できる時間も長くなった。これまで、JAL国内線のWi-Fiは米gogo(ゴーゴー社)のシステムを利用し、電波がつながるのは「離陸の約5分後から着陸の約5分前」だったが、A350では米パナソニック アビオニクス社のシステムを導入。「地上走行開始時からゲート到着時まで」利用できるようになった。

国内線の機内モニターではANAが先行

   格安航空会社(LCC)がシェアを伸ばすなか、既存航空会社の国内線のサービス競争は加速している。座席にモニターがつくのは国際線では一般的だが、国内線ではスターフライヤーが導入している程度で少数派だ。ANA(全日空)は17年9月に導入を始めたエアバスA321neoで、初めて国内線機材で全席にモニターをつけている。19年5月には、19年秋から国内線主力機(ボーイング777-200型機、ボーイング787-8型機)の全席にモニター付きの新シートを導入することを発表。22年度上半期までに入れ替える。今回のA350で、JALが巻き返しを図ったともいえる。

   JALでは国際線のみに就航していたボーイング787-8型機を、19年秋に国内線に導入予定。赤坂社長は

「今後国内線に入れていく機材については、やはりこのコンセプト、サービスの仕様をベースに、新しいものに順次変えていきたい」

と話しており、国内線向けのボーイング787にも新型シートが導入されるとみられる。

   JALのA350の初号機は19年6月14日に羽田空港に到着したばかり。19年9月1日の羽田-福岡線を皮切りに国内線で運航が始まる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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