2024年 4月 16日 (火)

ヒールを履いてみた僕は、10秒もせず転びそうになった 異色の靴職人が作る「男性用パンプス」

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   「男にヒールを履かせたい」――#KuTooの動きが注目を集める中、そんなユニークな活動を展開している靴職人がいる。

   伊藤潤さん(34)は「いつの時代もルールを作っているのは男。ヒールは男が履くべきだと思っています」と強調する。2019年7月末には都内でイベントを企画。女性が主なターゲットだが、男性もヒール靴を履けるブースを設けるつもりだ。

  • 「女性が喜ぶ快適な靴づくり」を理念とする伊藤さん
    「女性が喜ぶ快適な靴づくり」を理念とする伊藤さん
  • 記者が履いた5センチのヒール靴
    記者が履いた5センチのヒール靴
  • 工房でパンプスを履く伊藤さん
    工房でパンプスを履く伊藤さん
  • 「女性が喜ぶ快適な靴づくり」を理念とする伊藤さん
  • 記者が履いた5センチのヒール靴
  • 工房でパンプスを履く伊藤さん

「だいぶ歩きやすい方なんです」と言われたが...

   6月20日の取材時、記者も実際に伊藤さんが作ったパンプスを履いてみた。

   サイズは27センチで、5センチヒール。男性用に作ったパンプスだ。

   「だいぶ歩きやすい方なんです」。伊藤さんはこう説明するが、10秒もしないうちにヒール部分がぐら付いた。歩いた場所は平面だったにもかかわらず、バランスを崩して転びそうになる。少し歩くだけでも慎重を期した。これを履いたまま走ることは、容易ではなさそうだ。

   足はずっと、つま先立ちをしているような感覚に近い。伊藤さんは「5センチくらいなら内出血とかないんですけど、7センチになるとさらにつま先がぐっとなり、もっとつま先を立ちするようなものなので」と説明。「特に男の人は体重が重いので、足にかかる負担も女の人に比べて比じゃなく、もっとつらくなりますね。ピンヒールだともっとぐらぐらしますね」と指摘する。5センチのパンプスは、7月末のイベントにも持っていく予定だという。

   これまでに記者も含めて7人の男性にハイヒールを履いてもらったという。伊藤さんは、「100人目指しますね」と目標を掲げる。

「役職のある人、プロレスラーとか力士、スポーツ選手から始まって議員さんとか。そういう人たちに履いてもらって、エンターテイメントとしてこう脚本作って、(動画を)配信していきたい」(伊藤さん)
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