走行中のタクシーで、スマホをいじる運転手。乗客の「死にそうなんだが。いい加減にしてくれ」とのコメントともに投稿された動画が、ツイッターなどで拡散されている。J-CASTニュースは2019年7月11日にこの動画の撮影者に連絡を取り、詳細について取材した。目的地わからず、走行中に...7月10日にツイッターに動画を投稿した投稿者によると、このタクシーは神奈川県藤沢市のエース交通に所属する車だった。7月10日の11時45分頃に藤沢市の湘南台駅から乗車したところ、目的地がわからなかった運転手がスマホで住所を調べ始めた。運転席の前にはナビとおぼしきディスプレイもあるが、運転手は運転中でもスマホのマップをチラチラ見ていたという。動画を見ても、走行中にもかかわらず眼鏡をはずしてスマホを触り、またハンドルから手を放す瞬間もある。接客態度もよくなかったとのことで、11日朝にエース交通と神奈川県タクシー協会にクレームを入れた。エース交通からは、「タクシーにナビを搭載するか運転手個人次第」「目的地がわからない場合、本来は会社の無線で案内をする。無線がつながりにくければ携帯電話を使用するが、ながら運転はしない」とのことだったという。会社は「ながら運転」の事実認める11日にJ-CASTニュースがエース交通に取材した際も会社はながら運転の事実を認め、「社内規定の前に道路交通法で禁じられていることであり、申し訳なく思っております」と回答した。行為を認めた運転手には十分な注意をし、他の運転手にも徹底させるという。運転中のスマホ・携帯電話の使用は道路交通法第71条で禁じられている行為であり、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金を科される可能性がある。投稿者は「今回のドライバーさんのせいで優良ドライバーの方まで一括りに悪い印象も受けてしまうので適切な対処をしていただきたい」と改善を会社に求めたという。
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