2024年 4月 19日 (金)

巨人の弱点?「初物左腕」に賭ける緒方監督 実力未知数も心理的効果は...

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   首位奪回を目指す広島が奇策に出た。

   広島は2019年7月30日から東京ドームで行われる首位・巨人との天王山の初戦にエマイリン・モンティージャ投手(23)を先発のマウンドに送り込む。モンティージャはカープアカデミー出身で7月10日に支配下選手登録されたばかりの「新人」。ペナントレースの行方を大きく左右する天王山の初戦に「新人」を起用する意図は...。

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実力未知数も不気味な150キロ左腕

   首位・巨人とのゲーム差を「5.5」まで縮め、3連勝ならば首位の座がくっきりと見えてくる。後半戦、両チームにとって最初の山場となり、巨人はいまやチームのエースである山口俊投手(32)を初戦に起用。対する広島もエース、クリス・ジョンソン投手(34)を中5日で起用してくると見られたが、緒方孝市監督(50)は大胆な采配で勝負に出た。

   150キロを超えるストレートが武器の左腕は、今シーズンファームで10試合に登板して2勝3敗、2.13の防御率を残している。広島首脳陣の期待を背負っての1軍初先発となるが、その力は未知数だ。実際、モンティージャは巨人の打者で知っているのは、丸佳浩外野手(30)と坂本勇人内野手(30)の2人だけだという。広島にとって大きなカケとなるが、一方の巨人にとってモンティージャは実に不気味な存在でもある。

   巨人はながらく「初物」投手に弱いといわれてきた。「初物」は当然のことながらデータが少なく、巨人だけではなく他の球団も苦しめられる傾向にあるものの、とりわけメディアの扱いが大きい巨人だけに、「初物」に屈した際の報道も大きく、「初物」に弱いというイメージがつきまとう。ことに1987年8月に中日の高卒ルーキー近藤真一にプロ初先発でノーヒットノーランを喫して以来、「初物左腕」に弱いというイメージが定着している。

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