2024年 4月 26日 (金)

韓国・反「日本式表現」論に温度差 若者は寛容、一方で与党支持者は...

あの国会議長も「継続的に改正を」

   政党別では、さらに違いが鮮明だ。与党「共に民主党」支持者は「大部分派」59.8%、「一部派」35.6%で「入れ替え派」が95%を超え、「ほとんどそのまま派」はわずか1.3%。これに対して、保守系の最大野党、「自由韓国党」支持者は「大部分派」21.8%、「一部派」51.1%、「ほとんどそのまま派」は18.2%いる。

   こういった結果を受けて、YTNでは「世論が確認できた」として、

「教育機関やマスコミを通じて、何が日本式表現で、どのような問題があるのかを示す役割が重要だ。言語習慣は一日では変えることができないので、積極性と継続的な努力が必要とされる」

などと報じた。

   同様の動きは国会でも起きている。文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は8月19日、日本式の表現や難しい漢字など一部の法律用語を改めるように求める意見書を、国会運営委員会を含む10の常任委員会に対して出した。改正の対象となるのは「直訳された日本語や日本語を漢字音で表記した用語、過度に省略された漢字語」213語で、文氏は意見書の中で

「国会が立法機関として与えられた責務に忠実になるためには、日本式用語など難しい法律用語を一貫して継続的に改正しなければならない」

と主張した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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