2019年 12月 7日 (土)

香港めぐる批判に対抗?中国が始めた「ツイッター外交」 ただし国内では遮断中です

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   ツイッターやフェイスブックへのアクセスが遮断されている中国で、中国外務省が「ツイッター外交」に乗り出した。報道官のツイッターアカウントが開設され、記者会見の様子を伝え始めたのだ。

   「仕掛け人」だとみられるのが、20万人以上もフォロワーを抱える外交官。香港問題などで中国政府への批判が高まるなか、自国の主張を拡散させる狙いがあるとみられる。

  • 新たに開設した中国外務省報道官のツイッターアカウント。中国国内からは見られないことになっている
    新たに開設した中国外務省報道官のツイッターアカウント。中国国内からは見られないことになっている

フォローしているアカウントは中国の在外公館、外交官など

   中国では、グレート・ファイアウォール(金盾)の異名で知られる巨大システムを使ってツイッターやフェイスブックへのアクセスを政府が遮断している。VPN(仮想プライベートネットワーク)などを使って接続する人もいるが、その規制も強化される一方だ。そんな中でのツイッター参入だ。

   報道官アカウントのプロフィールによると、アカウントは19年10月に開設され、12月3日13時時点で5回ツイートされている。12月2日に行われた定例会見の様子が中心で、英語に吹き替えられた動画と短い文章で伝えている。

   この日の会見では、米国で「香港人権・民主主義法」が成立したことについて、華春瑩報道局長が「国際法と国際関係の基本原則に著しく違反し、中国に対する重大な内政干渉だ」などと批判。ロンドン中心部で起きた死傷事件への受け止めを聞かれると、英国民へのお悔やみを述べたのちに

「こういったことが中国で起きたら、英米のメディアはどう報じるのか。先例からすると、犯人を『抑圧と戦う人』、警察については『暴力を過剰に使った』となるのではないか」
「テロリズムはすべての国にとっての課題だ。テロリストに国籍、宗教、性別、年齢は関係なく、テロ対策にダブルスタンダードはあるべきではない」

などと主張した。

   フォローしているアカウントの数は55。中国の在外公館や、そこで勤務する外交官のアカウントが大半で、ツイッターの認証マークがついているものも多い。

パキスタンから異動したばかりのフォロワー20万人の外交官

   現時点で中国外務省のウェブサイトで紹介されているSNSは微信(ウェイシン)、微博(ウェイボー)の2つのみだ。ただ、報道局副局長の趙立堅氏の認証マークつきのアカウントが報道官アカウントを引用しながら「中国によるこの種のツイッターアカウントは初めて」だと紹介している。

   趙氏は19年10月に北京に異動するまで、4年間にわたってパキスタンの中国大使館で勤務。その間、ウイグルなど中国が抱える問題への批判に対して激しい言葉で反論することも多く、フォロワー数は20万を超えている。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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