タレントの梅宮アンナさんが、2019年12月26日、自身のインスタグラムを更新し、12日に亡くなった父・梅宮辰夫さんを語る番組への出演を辞退すると明かした。「お伝えするには、やはり、キチンとお話をしたい」アンナさんは26日、10枚の写真を添えてインスタグラムを投稿した。写真の多くが辰夫さんとのツーショットで、かつての親子の日常がうかがえる。投稿では、「昨日は、皆様にテレビに出るとお伝え致しましが、私と局側のやるべき事が、噛み合わなく、協議の結果番組を辞退致しました」と報告した。番組名については明かしていないが、アンナさんは25日の投稿で「あるテレビにでます。父についてお話を致します」と語っていた。出演を辞退した理由については、「父の事をお伝えするには、やはり、キチンとお話をしたいのです。安易にはやってはいけないと私は思っているから。台本を受け取り、内容や、尺、色々と温度差もありました」と説明している。さらに、「近年、コンプライアンスに縛られる、テレビ。本来のテレビの姿が消えつつあって。民放では、スクールウォーズですら、オンエア出来ていない。とても、残念な事だと思います」と、最近のテレビ業界を憂いた。辰夫さんが出演していた「スクール☆ウォーズ 泣き虫先生の7年戦争」(TBS系)には、教師が生徒を殴り喝を入れるシーンがある。日刊ゲンダイ(ウェブ版)は24日、こうした場面が理由で地上波再放送が不可能、との関係者談話を掲載していた。投稿の後半では、「父は、怒ると、半端じゃなく怖くてさ。私も反抗期って頃もあって、生意気な事言ったり、生意気な態度をして、殴られた事なんて、いっぱいあった。お互い胸にしまっとけず、いつも、思った事は吐き出していたので、喧嘩するほど仲がいいって事でしょうね。いい関係だったのです」と父との思い出を振り返った。この投稿には、「いまはSNSで発信することで伝わることもあります。無理してテレビに出演することはないと思います」「演出じゃなく、家族しか知らないリアルをアンナちゃんの口から聞ける日を楽しみにしてます」と、番組出演を辞退したアンナさんへの共感コメントが寄せられている。
記事に戻る