2020年 7月 9日 (木)

業績堅調、なのに大和ハウス工業の株価が下がった理由

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   住宅大手、大和ハウス工業の株価が低迷している。

   2019年4~12月期連結決算は純利益が過去最高を更新し好調だったものの、祖業であり今も経営の柱の一つである国内戸建て事業などの採算が悪化していることが嫌気され、投資家の売りが集まったようだ。市場全体が新型コロナウイルス流行に揺れる中、苦戦が続く。

  • 業績は好調なのに…?(イメージ)
    業績は好調なのに…?(イメージ)
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「祖業」の戸建てが...

   まず2020年2月13日に発表された決算内容を確認しておこう。2019年4~12月期連結決算の売上高は前年同期比7.2%増の3兆1633億円、営業利益は8.1%増の2896億円、純利益は6.2%増の1956億円だった。

   同期間として純利益が過去最高を更新したのは8年連続。アマゾンなどによるインターネット通販の拡大を受けて需要が増えている物流施設が好調で、成長のけん引力となっている。賃貸住宅や戸建て住宅の受注低迷を補って余りある、というのが現状だ。

   一方で大和ハウスは決算とは別に「受注速報」という業績データを毎月発表している。4~12月期決算に先立つ2月10日発表の1月分が、投資家心理を冷やした一因だ。

   戸建ては前年同月比21%減と、今期最悪の数値。賃貸住宅も28%減で9月(54%減)以来の落ち込みだった。戸建ては8月以降、賃貸は6月以降、前年割れが続き、月を追うごとに状況が悪化している。消費税率アップ後の需要の反動減が尾を引くなか、人件費や材料費の高騰が採算悪化を招いている。

   こうした中、14日の株価は一時前日終値比6.6%(233円)安の3323円に急落。その後も低落傾向が続き、27日の終値は3079円まで落ち込んだ。新型コロナウイルス問題で市場全体に衝撃が走る中、厳しい戦いを強いられている。

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