2024年 4月 25日 (木)

本田翼がDaiGo化している!? 記者が発見したこれだけの「共通点」

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   2020年4月4日に女優の本田翼さん(27)がYouTubeアカウント「ほんだのばいく」で公開した動画「3分半、私にください」。

   内容は、新型コロナウイルスに対して警戒心が薄いとされる若年層に対し、不要不急の外出を思いとどまるよう呼び掛けるもので、視聴回数は527万回に達する大反響となった。一方、動画をよくよく見ると、これまでの「本田翼像」を打ち破る要素がこれでもかとばかり詰め込まれているのだ。

  • 本田翼さん(2017年撮影)
    本田翼さん(2017年撮影)
  • 本田翼さん(2017年撮影)

「身振り手振りが多い」「くだけた口調」「テンション高め」「早口」

   動画の中で本田さんは、新型コロナウイルスの脅威について熱弁。たくさんの身振りを交えつつ、時にまくしたてるような口調で、「花見、卒業パーティー、歓迎会、その他、色々あると思うんですけど、もちろん、してないですよね」と視聴者に念押し。加えて、

「やっぱり、若い世代が、意外と......怖がってないというか、自分は大丈夫だろうっていう気持ちで(中略)そういう気持ちで外に出ているというのを聞いて、もう、ちょっと、はああ......ダメダメダメ! ビックリしました! 愕然としました!」

   と、テンション高めに早口で新型コロナウイルスの脅威を若者に伝えたのだった。

   本田さんといえば日本芸能界の若年層を代表する芸能人だが、そのイメージは雑誌の表紙などで見せる、どこか気だるい表情でポーズを決めつつ見る者に視線を送ったり、趣味はゲームと公表するなど自ら「インドア派」であることを公言するなど、その「体温低め」なキャラが愛されてきた芸能人だ。

   実際、本田さんが2019年9月21日に公開した、自身初となる大規模ファンミーティング開催を発表する動画では、眠そうな目つきで「......こんにちは......本田です。えっと、10月の22日に、『ほんだのばいく』の......イベントをやります」と、ファンにアピールしていたのに比べると、実に対照的だったと言えるだろう。

   なお、本田さんの「ハイテンションぶり」だが、その傾向は「コロナ対策動画」の1つ前の「漫画談議 〜スキンケアを添えて〜」で始まっていた。「コロナ対策動画」以上に早口でまくし立てているのはもちろん、

「6の人がね、スキンケアなんか正直興味がないんだよ」
「でも、4の人はたぶん興味を持ってくれてると思うんだ」
「ということは、6の人が興味を持ってくれつつ4の人が喜ぶことを私はしたい」

と、ややくだけた口調でファンに呼びかけるという特徴も見られていた。

比べて見てみると...やはり!

   これら、これまでの本人とは一線を画す姿を見せた本田さん。新たに本田さんに加わった特徴だが、これらの要素、どこかで見たことがある気がしないだろうか......そう、メンタリストのDaiGoさんのYouTube動画である。

   DaiGoさんといえば最近は多数の動画を公開するなど、YouTuberとしてもすっかり人気に。その本人のアカウントである「メンタリスト DaiGo」のトップに置かれている「頭が激烈に悪くなる朝のやりがちな行動が判明」というタイトルの動画を見てみると、

「今日は、『たった1回で頭が悪くなる朝の行動が判明』ってことでお送りしていきたいと思います。朝の行動でやっぱ頭が悪くなる習慣ってのがあるんですね。てかま、正確に言うと、皆さん、結構、朝やりがちな行動で人生損してるんですよ」

   と、早口でテンション高めに導入部分を説明。また、続く本題でも身振り手振りを多用しつつ、ややくだけた口調で朝の悪癖をやめることで得られる利点を説明しており、本田さんの「コロナ対策動画」「スキンケア動画」と同様の要素が見て取れるのだ。

   さらに、2人の動画には他にも共通点があることに気付く。それは、「自宅のような場所で撮影」「目線がカメラに対して真正面ではないことが多い」という点だ。

   DaiGOさんは書斎に並べられた本に囲まれつつ雄弁に語っている一方、本田さんも「木目の壁」や「タオルやハンガーがかけられた自宅のような壁」を背に自らの主張をまくし立てているほか、2人とも、カメラにまっすぐ目線を向けることは少なく、左右30度前後に目線を振りつつ、時にオーバーとも言えるジェスチャーを交えてファンの集中力を維持しようと努めていることが分かる。

   意識してか無意識にかは定かでないが、本田さんは、DaiGoさん流の強力な発信術を身に着け始めていると言えそうだ。そうなると、元からの人気に加え、発信術まで身に着けたとなれば、本田さんが日本芸能界最強のYouTuberとなる日が来るかもしれない。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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