2024年 4月 20日 (土)

しんぶん赤旗、新型コロナで「大きな困難」 ウェブ読者に「『紙』あるいは電子版購読を」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が2020年5月17日の紙面で、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で継続的な発行に「大きな困難」をもたらしているとして、読者に協力を求める記事を掲載した。

   共産党は、過去の党大会や赤旗紙面でも部数拡大を訴えてきたが、今回の記事で異例なのは、ウェブサイトの無料記事を読んでいる人に対して、有料の紙媒体や電子版の購読を求めている点だ。赤旗は党の関係者が配達する定期購読が原則だ。売店やコンビニでの1部売りの割合が高いスポーツ紙や夕刊紙は、テレワークの拡大でさらに大きな影響を受けているとみられ、こういった「SOS」が広がる可能性もありそうだ。

  • 有料の紙媒体や電子版の購読を呼びかける異例の記事が掲載された(写真は「しんぶん赤旗」フェイスブックページから)
    有料の紙媒体や電子版の購読を呼びかける異例の記事が掲載された(写真は「しんぶん赤旗」フェイスブックページから)
  • 有料の紙媒体や電子版の購読を呼びかける異例の記事が掲載された(写真は「しんぶん赤旗」フェイスブックページから)

購読の継続、知人への紹介に加えて...

   記事は「コロナ危機のもと、『しんぶん赤旗』を守るために力をお貸しください」と題して小木曽陽司・赤旗編集局長と山本豊彦・日曜版編集長の連名で出され、

「私たちが、読者のみなさんに、率直にお伝えしたいのは、コロナ禍は、『しんぶん赤旗』の継続的な発行にとっても、大きな困難をもたらしているということです」
「コロナ禍のもと、読者が少なくなり、新聞の継続的な発行ができなくなるような事態は、どうしても避けなければなりません」

などと訴える内容。「次のことを、心から訴えます」として、読者に3つの事柄を訴えた。最初の2つが購読の継続と知人への紹介で、3つめが

「インターネットのホームページで、『しんぶん赤旗』のテキスト記事をご覧になっている方もおられると思います。紙面を一覧できる「紙」の日刊紙、日曜版、あるいは電子版をぜひご購読いただくようお願いします」

というもの。つまり、無料で読める記事だけではなく、有料の記事も読むように求める内容だ。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中