2020年 8月 13日 (木)

クロちゃんのブランディング戦略 「不健康の実践者」「汚料理研究家」...アンチ罵声で引き立つ名人芸

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   「安田大サーカス」のクロちゃん(43)が2020年6月1日に行ったツイートに対し、アンチが激怒している。

  • クロちゃん(2018年撮影)
    クロちゃん(2018年撮影)
  • クロちゃん(2018年撮影)

「おでんが美味しく出来てきたしん!」

   「グツグツ煮込んで11日目」とご機嫌なクロちゃんがツイートに添付しているのは、吹きこぼれた出汁がしたたった結果、塗装に失敗した壁のようになってしまった汚らしい鍋を撮影した動画。蓋を開けると、噴煙にも似た湯気を立ち昇らせつつ、溶岩のように泡立つ茶褐色の出汁の中に、くたくたになったおでんの具がひしめいているのが分かる。

   クロちゃんといえば、5月22日の夜に「おでんが美味しく出来てきたしん!」と、おでんを調理していることを公表。当初こそ、「一見まともな料理に見える。出汁とかは何で採ったの」といった中立的なリプライが多かったが、その後、出汁をつぎ足しながら調理を続けるクロちゃんに対しては、食中毒を懸念する人々からの罵声が目立ち始め、31日には本人がおでんの煮込み作業を打ち切ると発表していたが、その宣言に反する行為だ。

   宣言の不履行に対し、アンチからは「もう見るに堪えないです」「人間の食い物じゃねぇ...」といった罵声が続々。他にも、「ガスの無駄遣い」「水たしたな!」と、クロちゃんがおでんを煮込み続けることに対する非難の声も上がっている。

「また汚料理のレパートリーが増えたな」

   まさに、違う意味で「地獄の釜の蓋も開く」光景だが、クロちゃんといえば、新型コロナウイルスの流行が始まって外出自粛が叫ばれるようになったのをきっかけとして、料理を自炊するようになり、その様子をツイッターで報告してたびたび話題に。しかし、その料理のどれもが、ぶつ切りの素材をぞんざいに煮込むなどしただけといった奇想天外な仕上がりになっているがゆえに、アンチからは「汚ムレツか。また汚料理のレパートリーが増えたな」といった、「汚料理」(おりょうり)との汚名を与えられることとなってしまった。

   ただ、その「叩かれてもくじけない」精神が災い、いや、幸いしてか、5月21日には、ネットメディア「ENTAME next」に、本人が自炊料理のレシピの書籍化を希望しているといった内容のインタビューが掲載されたほか、6月1日には、やはりネットメディアの「ENCOUNT」に、緊急事態宣言発令以降、余った時間を活用して料理を始めたところ、その楽しさに気付いたとするインタビューが掲載されるなどしている。

   まさに、ツイッター上の炎上などどこ吹く風といった感じで「汚料理研究家」としての立場を固めつつあるクロちゃん。一身に浴びていた罵声を原動力に、自らのブランディングにまんまと成功しているのである。

「嘘つきキャラ」「クズキャラ」

   クロちゃんが罵声を出汁にして自らのブランディングを図るという展開は、何もこれが最初ではない。2017年8月には「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の企画「リアルクロちゃん」で、「2時間歩いて帰る」とツイートしていたにもかかわらずタクシーで帰宅するなどして「嘘つきキャラ」を確立したかと思えば、2018年には同番組の企画「モンスターハウス」で、「クズキャラ」を遺憾なく発揮。最終回となった12月26日の放送では、視聴者からのデータ通信で「95:5」の圧倒的比率で「許さない」との判決を受け、翌27日未明まで東京・としまえんで「晒し者」として公開されたのは記憶に新しい(としまえんでのイベントは途中で中止)。

   加え、クロちゃんは2018年10月頃から、「汚料理」につながるとも言える「不健康な食事の写真」をたびたびツイッターにアップ。その料理を食べる可能性がゼロのおせっかいなアンチからの罵声をものともせず、「不健康の実践者」として君臨し続けているのだ。

   もう、お分かりだろう。クロちゃんはその時々の時流に合わせて新しい「燃料」をネット上に投下し、それが炎上することによって発生する「火力」を自らのエネルギーとしつつ、常に自己革新を遂げているのだ。「嘘つき」「クズ」「不健康の実践者」「汚料理研究家」と、変幻自在なキャラ変を続けるクロちゃんは、これからも視聴者を手の平の上で転がし続けるのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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