フリーアナウンサーの笠井信輔さんが悪性リンパ腫からの完全寛解を報告した。笠井アナは2019年12月18日に悪性リンパ腫「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」への罹患を報告。入院し治療に励んでいたが、20年4月30日に退院していた。「一時は死ぬことを覚悟した」笠井アナは2020年6月5日にブログを更新し、「とても嬉しい報告があります」「昨日、病院の診断で主治医の先生から『完全寛解です』とのお言葉をいただきました!」と、主治医から完全寛解の診断をもらったことを報告。妻が撮影したという、主治医とがっちりと握手している光景を収めた写真を披露した。実は前回の診療の際、PET検査と呼ばれるがんの検査を受けた際、病変のような部分が見つかったことから寛解診断はされなかったというものの、詳しい解析をした結果、「完全寛解」となったとのこと。この結果に笠井アナは、「治療に当たってくださった先生方、看護師の皆さんには、なんとお礼を言っていいかわかりません」と治療に当たってくれた医療従事者にお礼。また、ブログやインスタグラムなどに励ましやアドバイスを送ってくれた人たちにも感謝の言葉を記し、「SNSは今、様々な観点から問題になっています。それによって傷つき、立ち直れなくなった人たちもいます」「一方で、今回の私のように、SNSの人と人とのつながりによって、とてつもないパワーをもらうことができると言う、SNSにはとても良い面もあることを改めて実感しています」と誹謗中傷が問題視されているSNSでも、自身は多くの勇気をもらったと明かした。また、笠井アナは闘病を応援してくれた友人や同僚たちにも感謝しつつ、「そんな中で何よりも私にとって重要だったのは『家族』です。大病をして強く強く感じました」「一時は死ぬことを覚悟した私をとにかく励まし続けてくれました」と家族の励ましがあったからこそ、ここまで頑張ることができたと告白。完全寛解についても家族は大喜びしてくれたと明かし、「感謝してもしきれません」「様々な人への感謝の気持ちを胸に新たな人生を生き直していきたいと思います」と、人の温かさが闘病を支えてくれたとし、今後は自宅でのリモートワークから少しずつ仕事復帰していくとつづっていた。
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