2024年 4月 24日 (水)

久保建英「セビージャ移籍説」にネット沸く 過去には清武弘嗣も...スペイン強豪で「前例」作れるか

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   マジョルカ(スペイン)でのシーズンを終えた日本代表MF久保建英(19)に、来季セビージャへの移籍情報が浮上した。2020年7月27日、現地メディアが報じた。

   セビージャは今季レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードに次ぐ4位につけた強豪。移籍が実現すれば順調なステップアップといえ、ファンの期待も高まる。ただ、ポジション争いは当然熾烈を極める。

  • 今季マジョルカで活躍した久保建英(クラブ公式サイトより)
    今季マジョルカで活躍した久保建英(クラブ公式サイトより)
  • 今季マジョルカで活躍した久保建英(クラブ公式サイトより)

加入すれば...ウイングのポジション争いが熾烈

   スペインメディア「ラ・ラソン」は27日、久保の新天地としてセビージャへのレンタル移籍が有力候補にあがったと報じた。ベティス(今季15位)、グラナダ(同7位)、レアル・ソシエダ(同6位)など中堅クラブも獲得競争に乗り出しているが、久保はセビージャのフレン・ロペテギ監督のもとに行きたい考えがあるという。他に「エル・デスマルケ」など複数メディアが久保のセビージャ移籍説を報じている。

   ロペテギ監督といえば、スペイン代表のほか、半年で解任されたとはいえレアル・マドリードも率いた経験がある。今季就任したセビージャは4位に入り、来季の欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権も獲得。久保が「本籍」を置くレアルとは上位を争うライバル同士だ。

   久保は今季レンタルで所属したマジョルカで、スペイン1シーズン目にして36試合出場4ゴール5アシスト。チームは19位で2部に降格したものの、特に新型コロナウイルスによるリーグ中断空けの6~7月は攻撃の主力としてけん引した。

   外国選手枠争いの関係でレアル復帰はまだ難しいとみられるが、来季の活躍がその翌年以降の試金石となる。スペイン上位クラブで通用するかどうかを見極めるにあたり、セビージャ移籍が実現すれば大きなステップアップといえる。

   ポジション争いは熾烈。セビージャには久保が主戦場としてきたウイングには、左右どちらもこなすアルゼンチン代表MFオカンポスが君臨する。今季開幕前に加入したばかりだがすぐに定位置をつかみ、チームトップの14ゴールをあげた。ウイングにはさらに、年始に加わって主力となったMFスソ、元バルセロナのMFムニルらがひしめく。

   一方、セビージャは来季リーグ戦、カップ戦、CLを戦うため攻撃の選手に人数が必要。積極的にターンオーバーをする可能性が高く、もし久保が加入したら出番は増えてきそうだ。

「出場機会ある程度確保できるんじゃね」

   ただ、欧州4大リーグといわれるイングランド、スペイン、イタリア、ドイツの中で、スペインについては強豪~中堅クラブで日本人選手が活躍した例は極めて少ない。セレッソ大阪のMF清武弘嗣は、ドイツで実績を作った後の16年にセビージャへ移籍したが、リーグ戦4試合の出場にとどまり退団している。スペインのエイバルから18年、中堅のベティスへ移籍したMF乾貴士も、ほとんど出場機会を得られず、シーズン途中で移籍。アラベスを経て現在はエイバルに戻って活躍している。

   とはいえ、前例のないキャリアを歩んでいる久保。かつて所属したFC東京やマジョルカで、自らの実力でポジションを勝ち取ってきたように、どのクラブに行っても期待せずにはいられない。最終的にレアルに戻るのであれば、スペイン強豪での活躍は必須となる。

   ツイッター上では早くも、

「セビージャ行ってからのスソは知らんけどミラン時代のスソなら久保は一瞬で序列抜いていきそう そのうえでゴリゴリ系のオカンポスとはタイプ違うし出場機会ある程度確保できるんじゃねと思ってしまう」
「久保、セビージャなんかな。セビージャだとオカンポスの控えになるような気がするけど...」
「セビージャ行く噂出てるけどセビージャ行ったら間違いなく結果出せんじゃね」
「ガチでセビージャなら凄い事だがここでスタメン取るのは至難の業 いやでもフサフサならやってくれそうな気がする」
「最終的にはレアルに戻る事を考えるとセビージャ移籍は良いかも知れない。過去に清武選手が在籍してたけどレギュラーにはなれなかった。乾選手もベティス移籍でベンチが多くなったようにチーム選びは難しいな」

などと、期待と不安が入り混じった声が数多い。新天地はどこに決まるのか。

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