俳優の伊勢谷友介さんが大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことが2020年9月8日、複数メディアで報じられた。人気俳優が大麻所持容疑で逮捕されたという報道は大きな話題となっているが、伊勢谷さんは以前から大麻に関連したツイートなどを行っている。「ヘンプ」を食べるイベントも逮捕直後から注目されはじめているのは、2012年2月に行われたツイートだ。伊勢谷さんはユーザーへのリプライで「大麻で人生崩壊するのは難しいと思うけどな。それならお酒の方が簡単だ」と、投稿している。すでに閲覧できなくなっているツイートもあるが、大麻の使用をめぐる議論の中で出た見解とみられる。また続けて、大麻喫煙をテーマにしたドキュメンタリー映画「スーパー・ハイ・ミー~30日間吸いまくり人体実験~」を指してか、「そうそう、大麻の話で言えば、以前TOKYOMXで『松嶋&町山の未公開映画』と言う番組で流れた『SUPERHIME』ってご覧になりました?馬鹿ウケでした!!!」とツイートしている。また、2014年10月8日には賑わう飲食店の店内のような写真と共に「今週はヘンプを食べて、学んじゃう会でしたが、盛り上がってました!さて来週はオーガニックビールを飲んで学ぼう!となっています!是非ご参加くださいね!!!」と投稿している。ヘンプはいわゆる「産業用大麻」を指し、薬物としての大麻・マリファナと区別して、産業の分野で利用される際に主に用いられる言葉だ。この10月8日には、伊勢谷さんが代表を務める「リバースプロジェクト」が都内で「スーパーフードヘンプを食べ尽くそう」というイベントを開催している。「リバースプロジェクト」の公式サイトによると、こちらでは「ヘンプシード(麻の実)サラダ」「ヘンプオイル(麻の油)とハーブのグリル」といった料理が出されていたようだ。「まさに誤解されきった植物、そう言えるんじゃないでしょうかね」また、インターFM897のラジオ番組「EARTHRADIO」の2014年8月26日の放送では、鳥取県智頭町で行われていた、麻作りによる「街おこし」が取り上げられた。メインパーソナリティを務める伊勢谷さんは「アメリカが第二次世界大戦で勝った後、ナイロンを売りたかったから、日本の麻の繊維っていうものが販売を邪魔するということで、それをやめさせるために大麻取締法を作ったという噂を聞いたことがある」と、麻に関するエピソードを披露。また、ヘンプオイルを自動車の燃料や食用として用いる「ヘンプカー・プロジェクト」について紹介されると、感心したように「これ(ヘンプオイル)があることでいろんなことが救われるっていうのはすでに証明されてるわけですね。まさに誤解されきった植物、そう言えるんじゃないでしょうかね」とコメントしていた。
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