2024年 4月 27日 (土)

Jリーグは「大反発」をどう受け止める? 「フォント統一」で聞いた3つの「なぜ」

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「致し方ない」「個性が無くなる」

   ツイッターでは「皆が見やすい表記になるなら、嬉しい決定だと思います」「背番号の視認性はサッカーの根幹に関わる問題だから致し方ない気がする」と賛同する声ももちろんあるが、次のような反発の声が目立つ。フォント統一化について知らせたJリーグ公式アカウントの投稿には18日16時現在、400件超のリプライと2300件超の引用リツイートが寄せられるほど議論が広がった。

「たかがフォント、ではない。されどフォント」
「反対です。各チームの個性が無くなりますし、ユニフォームのデザインと合わなくなると思います」
「反対します。いくつかのクラブは既にブランディングに多大なコストをかけてオリジナルフォントを創り、サポーターもその価値を見出しているし、既にアイデンティティを確立しています」
「決定事項が極端過ぎる。具体的にどこのチームが見づらかったのでしょうか? 視認性向上が目的ならその過程で各クラブに働きかける等の行為はあったのだろうか?」
「反対。せめてカラーバリエーション増やして現行のクラブカラーを損なわないように配慮してください」

   ハッシュタグ「#Jリーグユニフォームのフォント統一に反対します」のツイートが一時盛り上がりを見せたほか、署名サイト「Change.org」ではフォント統一の撤回を要望するための署名も、15日のうちに立ち上がった。

   それだけファンにとってただ事ではない事態といえる。フォントがブランド化しているクラブとして最も名前があがるのが、J2・ジェフユナイテッド市原・千葉。Jリーグ発足時から四半世紀以上にわたって同じフォントを使い続けている。また、フォントのカラーが現行では緑のため、カラー変更も余儀なくされる。

   他にも、たとえばJ1・清水エスパルスはクラブオリジナルフォントとして「S-PULSE DRIBBLE」を制作し、背番号や名前に採用している。J2・東京ヴェルディ1969もフォントについて「ブランドアイデンティティーと日常をつなげる重要な役割としての書体。エンブレムからユニフォーム・書類まで書体を適材適所で使用する」と、ブランド価値を担っていることを公式サイトで説明している。

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