週刊少年ジャンプ(集英社)で「斉木楠雄のΨ難」などを連載していたことで知られる漫画家・麻生周一さんが2020年10月30日、ツイッター上に投稿した画像が話題を呼んでいる。「女の子が大好きな澄んだ目をしたクズ」「斉木楠雄のΨ難」を原作とした同名のテレビアニメは、16年と18年に放送された。この中で「鳥束零太」役を突務めたのが、声優の花江夏樹さんだ。昨今は、人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公「竈門炭治郎(かまどたんじろう)」の声を担当したことでも知られる。しかし、「竈門炭治郎」と「鳥束零太」は同じ声でありながら、性格が全く異なる。竈門炭治郎は、鬼にされた妹を人間に戻すために旅に出る心優しい少年。長男としての責任感を強く持ち、礼儀正しく生真面目でありながら快活で、多くの視聴者からも愛されるキャラクターだ。一方で鳥束零太は、煩悩だらけの霊能力者。周囲のキャラクターもドン引きするほど女性に執着しており、アニメ公式サイト上でも「女の子が大好きな澄んだ目をしたクズ」と称されている。そこで麻生さんは、「鳥束零太」のイラストを投稿し、こうツイート。「竈門炭治郎と真逆の生き物。何度観ても同じ声優が演じてるって忘れちゃう(´▽`)凄い!」花江さんの演技力に感嘆している様子だ。漫画家・麻生周一のCV花江夏樹と言えば?イラストで鳥束零太は、「鬼滅の刃」ブームに乗っかるように、竈門炭治郎の羽織を被ってこう述べる。「『鬼滅の刃 無限列車編』大ヒット上映中!オレの活躍を全集中して観てくれっスよ!」モノローグには「擦り寄るな黒歴史」というツッコミが入っていた。おそらく主人公・斉木楠雄によるテレパシーだ。このイラストに、一部のファンからは、花江さんの声といえば鳥束零太を想起するといったコメントも寄せられている。「私も花江さんと言えば鳥束のイメージなので、炭治郎が叫ぶと鳥束と重ねて笑ってしまいます」「自分の中では花江さんときたら鳥束のイメージです」しかし麻生さんは、「僕は炭治郎のイメージです!」と自作よりも「鬼滅の刃」の方が印象強いようであった。
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