2024年 4月 16日 (火)

元FC東京・石川直宏さん「え!?憲剛さん引退??」 中村憲剛引退に広がる驚きと惜別の声

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   J1・川崎フロターレのMF・中村憲剛選手は2020年11月1日にクラブのYouTubeチャンネルで会見を開き、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

   Jリーグを長年支えてきた「レジェンド」の引退に、かつて日本代表で戦った仲間や、同じ神奈川県川崎市を本拠地とするプロスポーツクラブからも惜しむ声が聞かれている。

  • 引退会見でクラブのマスコット「ふろん太」と肩を組む中村選手(川崎フロンターレ公式YouTubeチャンネルより)
    引退会見でクラブのマスコット「ふろん太」と肩を組む中村選手(川崎フロンターレ公式YouTubeチャンネルより)
  • 引退会見でクラブのマスコット「ふろん太」と肩を組む中村選手(川崎フロンターレ公式YouTubeチャンネルより)

16年にはMVP獲得

   中村選手は03年に当時J2だった川崎へ入団。ルーキーイヤーから主力として出場を重ね、06年にはJ1で2桁得点を記録した。16年にはJリーグMVPを獲得し、17年、18年にはクラブのJ1制覇に貢献した。入団から現在に至るまで川崎に在籍を続ける「フランチャイズプレーヤー」だ。

   今シーズンはケガの影響などでここまで5試合の出場にとどまっているが、それでも10月31日の清水エスパルス戦では自身40歳の誕生日を祝うゴールを決めるなど、健在ぶりをアピールしていた。しかし11月1日、中村選手はクラブのYouTubeチャンネルで会見を開き、今シーズン限りでの引退を発表した。

   引退理由について中村選手は「35の誕生日を迎えた時に、『40』というところで区切りを付ける(と考えた)。残り5年を、目の前の1年、1年を勝負に頑張ろうと思っていた。36でMVPをいただいて、37で初優勝して、その次の年は連覇して。去年はルヴァンカップ(を制覇した)。『40で終わる』っていう終着点が見えてきたところで、前十字(靭帯)を切った。リミットを決めていた段階で前十字(靭帯)を切ったので、これはなんとしても復帰して、プレーをみなさんに見せて引退するんだと(決めた)」と語った。

鈴木啓太さん「本当に素晴らしい選手だった」

   中村選手の引退発表を受けて、サッカー界からも惜しむ声が聞かれている。FC東京で活躍した元サッカー選手の石川直宏さんは、自身のツイッターで「え!?憲剛さん引退??昨日の衝撃のパフォーマンスから更なる衝撃・・・」と驚きつつも「ただ、憲剛さんが決断した事だからリスペクトしかない」と中村選手の引退に思いを寄せた。

   また、かつて日本代表として共にプレーした過去を振り返り「2009年の日本代表でのスコットランド戦に向かうバスでの話とチームメイトとして戦えた経験は決して忘れません。もっと一緒にプレーしてパス受けたかったな」と語った。

   浦和レッズの中心選手として活躍したことがある実業家の鈴木啓太さんも「憲剛が引退するのか...本当に素晴らしい選手だった。最後まで楽しんでほしいな!」とツイートした。

   フロンターレと同じ川崎市を本拠地とするプロバスケットボールチーム・川崎ブレイブサンダースも公式ツイッターでツイートを投稿。「昨日バースデーゴールを決めたばかりで、寂しさというより『えっ』という気持ちのほうがいまは強いですが、、、シーズン終了まで、憲剛さんらしくプレーする姿を楽しませていただきたいと思います」と、競技の垣根を超えて思いを語った。

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