2021年 1月 17日 (日)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
日銀と金融機関の関係性 マイナス金利ばかり強調されるが...

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今回の「日銀スキーム」は

   こういう政策は、これまで財政資金を使って金融庁が行っていた。日銀が付利すれば、その分日銀納付金が減るので、日銀が財政資金を使っているのに等しい。今回の日銀スキームは、財政収入を減少されるので、いわゆる「租税歳出」と言われるタイプで見かけの財政拡大にはならない。財政資金を使うとなると、予算が膨らむので、財務省はそれを避けたともいえる。

   地銀再編では、人的支援も必要になり、行政職員の再就職ともいえる。その意味で、行政にとってやる気が出てくる仕事だ。菅政権は、こうした役人心理を上手く使って、難題に取り組むのだろう。

   地銀再編は、地銀が効率的な都銀と人的関係で優位な信金に挟まれた構造問題もあり、容易に解決しないが、それでも結果を求められている。特に、日銀は大きな責任を菅政権に負ったのは間違いない。


++ 高橋洋一プロフィール
高橋洋一(たかはし よういち) 内閣官房参与、元内閣参事官、現「政策工房」会長 1955年生まれ。80年に大蔵省に入省、2006年からは内閣参事官も務めた。07年、いわゆる「埋蔵金」を指摘し注目された。08年に退官。10年から嘉悦大学教授。20年から内閣官房参与(経済・財政政策担当)。著書に「さらば財務省!」(講談社)、「FACTを基に日本を正しく読み解く方法」(扶桑社新書)、「国家の怠慢」(新潮新書、共著)など。


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