2024年 4月 19日 (金)

「もう出ていくお金しかないですよね。そういう状況なんです」 GoTo停止で旅行会社員が「知ってもらいたいこと」

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「苦労が水の泡」に共感

   Aさんの会社では個人向けと団体向けとで担当が分かれ、Aさん自身は後者。団体向けだけで、年末年始は既に計約2000人分の予約が入っている。しかし一時停止を受けて一転。ネットで同業者とみられるユーザーの「苦労が水の泡」という書き込みを見かけ、大きく頷いたという。

「団体旅行は10月1日に東京がGo To トラベルに追加されて以降、前年比を大幅に上回る売り上げを記録していました。全体数値で言えば非常に厳しい状況ですが、それでも団体は軌道に乗っていたので『さぁ!今からだ』というところでの全国一斉停止です。

団体は催行最少人数が決まっており、それを下回ると催行しても赤字になります。特に年末年始は添乗員型の団体旅行は高額な上に人気で、今年もかなりのコースが催行するはずでした。コースを1つ作成するにもかなりの人数とかなりの時間を費やしています。

また、地域共通クーポンというのも大変で、年末年始はたくさんのご予約があるのでクーポンを何千枚何万枚という単位で1枚1枚日付スタンプを押し、利用可能な都道府県のシールを貼り、お客様がどのクーポンかわかるように1人1人クーポン番号を入力して、という作業をしています。それが全て廃札、不要になります」

   Go To トラベルの一時停止という措置そのものは「感染予防のために構いませんし、良いと思います」という一方、「しかし問題なのは、『なぜ勝負の3週間に何もしなかったのか』『なぜ先週金曜日まで停止しないような発言をしたのに急に変わったのか』という点です」と、急転したことに疑問を隠さない。

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