2021年2月24日朝のワイドショー「スッキリ」(日本テレビ系)で、小学校で広がりつつあるという「あだ名禁止」について取り上げられた。インターネット上ではあだ名を禁止する教育現場の対応について、賛否の声があがっている。「嫌じゃないあだ名だってある」番組では、全国の小学校で友達同士の「あだ名」を禁止し、名前に「さん付け」することを求めるルールが増えつつあるとした。「バカ」や「ブス」といった侮蔑的な表現や身体的特徴を揶揄するあだ名が本格的ないじめにつながるとの観点から生まれた対応ではあるものの、本質的な解決には繋がらないとする意見が噴出している。お笑いコンビ・ハリセンボンの春菜さんは番組で、「あだ名を禁止することによっていじめがなくなるわけではないと思う」として、「あだ名を禁止にしないで、呼ばれているあだ名が『嫌だ』っていうことを、ちゃんと訴えられる学校というか、(学校は)そういう場であってほしい」と学校への思いを明かした。MCの加藤浩次さんも「その場でルールを守っておけばいいんでしょっていう、かえってマイナス面も出てくる気がする」として、あだ名を禁止するルールには納得がいかない様子だった。この放送を受け、ツイッターでは「あだ名禁止」がトレンド入り。一律にあだ名を禁止する学校のルールを疑問視するネットユーザーが多いようだ。「嫌じゃないあだ名だってあるのに、全部禁止にする必要あるのかなぁ?」「結局のところ本人と周囲の関係性による 本人が嫌だと言ったらやめれ」「あだ名禁止じゃなくて、人が嫌がる呼び方で呼ぶな、じゃないの?」ポジティブなあだ名について、「友達と仲良くなるきっかけになった」とする意見や、「かぶりやすい名前だから、あだ名は必須だった」とする声もあった。「使用禁止にしても陰で使われ続ける」学校で禁止しても、表面上は名前で呼び、陰で悪意のあるあだ名で呼ばれるケースもあるとの意見も目立つ。「表で丁寧な呼び方したって陰で呼び捨てとか変なあだ名でからかったりしてる子いるしね...」「年齢上がって来ると先生の前で『さん付け』するだけだよ。陰で悪意溢れる蔑称てプークスしてる子、結構いると思うけど」「いじめに繋がるようなあだ名は、使用禁止にしても陰で使われ続けるし、逆に目の届かないところに実態が今まで以上に隠れてしまう」こうした疑問の声の一方で、「あだ名禁止」の動きに理解を示す声もあがっている。「あだ名禁止かぁ、悪意あるあだ名多いからいいんじゃない?」「いじめ目的であだ名つけられた子の気持ちわかる?いじめに発展するわかりやすいきっかけのひとつを潰せるんだからいいじゃん」「いじめが減らずとも増やさないために有効だと思う。公的なコミュニティを対象、あだなと愛称を分けて定義付けした方が良いかも、だけど。ゆるくても抑止力あった方がよいこでさ」(原文ママ)また、「どこからがあだ名なのか」の線引きに悩むコメントも散見された。「『まーちゃん』とか『たーくん』とかは渾名になるのかしら?」「どこまでがあだ名でどこからがあだ名じゃない問題とか出てきそうですね 山田君を『やまちゃん』とかは?」「あだ名が悪口に近いって愛称から蔑称まで一括りにして禁止にすることで対処したつもりになられても」
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