2021年 5月 11日 (火)

巨人屈辱「12連敗」の理由とは 縮まらないソフトバンクとの「意識の差」

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   プロ野球の巨人は2021年3月9日、ペイペイドームでソフトバンクと対戦し3-5で敗れた。

    巨人の先発エンジェル・サンチェス投手(31)が初回にけん制悪送球で先制点を許し4回3失点。打線が2回に3点を奪い逆転に成功するも後続の投手陣が踏ん張れなかった。巨人はソフトバンクに対して日本シリーズ、オープン戦を含めて12連敗となった。

  • 原辰徳監督(2014年撮影)
    原辰徳監督(2014年撮影)
  • 原辰徳監督(2014年撮影)

ソフトバンク戦、19年6月以降白星なし

    巨人は1点を追う2回、ルーキー秋広優人内野手(18)、梶谷隆幸外野手(32)の連続適時打で逆転。さらに1点を追加し反撃ムードが高まるも、3回以降はゼロ行進が続いた。6回にはドラ1ルーキー平内龍太投手(22)が周東佑京内野手(25)に勝ち越しの2ランを許して試合をひっくり返された。

    巨人は19年6月22日の交流戦以降、ソフトバンク戦での白星から遠ざかっている。昨年、一昨年の日本シリーズでは4連敗を喫し、完膚なきまでにやられた。昨年の日本シリーズでは投手力、打撃力において圧倒的な差を見せつけられたが、これとは別に関係者の間で指摘されたのは試合に対する「意識の差」だ。

    昨年の日本シリーズ第2戦では、その象徴的なシーンが見られた。ソフトバンクは、1死1塁の場面で栗原陵矢捕手(24)がライト前に運ぶと、1塁走者ジュリスベル・グラシアル内野手(35)が一気に3塁をおとしいれた。グラシアルの1点を取りに行く姿勢は高く評価され、試合にかける「意識の差」がはっきりと出たシーンだった。

2失策サンチェスに首脳陣から苦言が

    打倒ソフトバンクに向けて選手の意識改革が求められる巨人だが、この日は先発サンチェスがつまらないミスで先制点を献上。初回、先頭の周東を投手ゴロに打ち取ったものの、1塁への悪送球で無死2塁のピンチに。さらに2死1、3塁から1塁へのけん制球が悪送球となり1点を失った。

    オープン戦とはいえ、開幕ローテーション入りが決定的なサンチェスの凡ミスからの失点に首脳陣も黙っていられなかったようだ。スポーツ紙などの報道によると、原辰徳監督(62)は「ピッチャーゴロを2塁打にしてはマズい」と苦言を呈し、宮本和知投手チーフコーチ(57)は反省を促したという。

   19年6月以来、ソフトバンク戦で白星のない巨人についてプロ野球関係者は「確かにソフトバンクの戦力はずば抜けているが、選手それぞれのゲームに対する意識が高い。決して巨人の選手に緊張感がないというわけではないが、ソフトバンクの選手の意識まで到達していないと感じる。それが勝敗を分けるひとつの要因になっている」と語る。

   昨オフにはフリーエージェント(FA)でDeNAから梶谷隆幸外野手(32)と井納翔一投手(34)を獲得し、戦力補強に余念がない巨人。注目のシーズンは3月26日に開幕する。

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