2021年 5月 15日 (土)

100均固形燃料でパンを直火焼き キャンプ記事に「失明の恐れ」指摘...運営メディアが謝罪「不適切だった」

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   100円ショップの固形燃料を使ってパンなどを直火焼きする写真を載せた記事がアウトドアメディア「キャンプクエスト」で配信され、ツイッター上で危険ではないかと指摘を受けた。

   体内に摂取すれば失明の恐れもある燃料のメタノールが、食品に付着する可能性があるというものだ。これに対し、メディア側は、公式ツイッターなどで「不適切」だったとして謝罪し、記事の該当部分を削除した。

  • 固形燃料の商品(ダイソーのオンラインショップから)
    固形燃料の商品(ダイソーのオンラインショップから)
  • 固形燃料の商品(ダイソーのオンラインショップから)

メタノール主成分で、パッケージでは直火焼きに「×」印

   「100均の人気アウトドア商品『ミニ鉄板・五徳・焼き網・メスティン』を実際に使ってみた!」。キャンプクエストのサイトでは、2021年4月25日にこんなタイトルで記事を配信した。

   同サイトは、ウェブ制作会社「noasobi」が運営。公益社団法人日本キャンプ協会、一般社団法人日本オートキャンプ協会などが「協賛・加盟・パートナー」として名を連ねている。

   記事では、100円ショップ「ダイソー」の固形燃料を使い、焼き網の上にロールパンを直接載せて焼いたり、パンをトングで挟んで直火であぶり焼きしたりした。また、お餅も直火で焼いていた。ライターは、子供がいる大分県内の登山好きの女性で、家族キャンプも始めるところだという。

   しかし、この日のうちに、キャンプ愛好者から、固形燃料に含まれるメチルアルコール(メタノールの別名)を経口摂取すると失明する恐れがあるとして、こうしたことをやらないようツイッター上で注意喚起があった。

   この投稿は、3000件以上もリツイートされ、固形燃料の使い方に関心が集まっている。

   ダイソーの固形燃料には、パッケージの裏面に「メタノールを主成分とする混合物」とあり、「使用上の注意」が書かれている。そこでは、「焼網を使う場合はアルミホイルなどを使用」とあった。そのうえで、網の上に直接魚を載せたイラストに「×」印が付いていた。

失明するかは調査中も、「アレルギーや体質によっては体に害がある可能性」

   固形燃料のパッケージには、表面に「食べられません」と赤字で書かれており、裏面には、「誤食すると失明または生命に関わる恐れがあり、応急処置は、牛乳または水をコップ2杯飲ませ、直ちに医師の手当てを受ける」とアドバイスがあった。

   ツイッター上で危険ではないかとの指摘を受けた記事について、キャンプクエストの公式ツイッターは4月26日、次のような「お詫び」を出した。

「一部商品が不適切に使用された内容がありましたことを深くお詫び申し上げます。今後につきましては、メーカー等に再確認をおこない細心の注意を払って運営してまいります」

   同時に、記事では、固形燃料でパンなどを直火焼きする写真やそのことを紹介した文章が削除された。

   さらに、記事の末尾にも「お詫び」が掲載され、メタノール中毒についての記述とともに、次のような詳細な説明が行われた。ツイッターでも、同じ説明が投稿されている。

「多くの方々からご指摘いただきました固形燃料に含まれるメチルアルコール(メタノール)の直火調理についてですが、製造会社に確認をしたところ『匂いや味が食材についてしまう恐れがあり、アレルギーや体質によっては体に害がある可能性がある』とご回答をいただきました。
関係各所に確認中ですが『気化したメタノールが食材に付着することによって失明する可能性があるか』について正確な情報は得られておらず、メタノール中毒により失明を引き起こすと考えられる容量(約10mL)が固形燃料にどれだけ含まれているのか、不完全燃焼によりどれだけ食材に付着する可能性があるのかも現在調査中です。
つきましては、本記事から固形燃料を使った直火調理に関する箇所は削除させていただきます。今後このようなことを繰り返さぬよう取り組んでまいりますので引き続き、ご指導賜りますようお願い申し上げます」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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