東京五輪卓球日本代表リザーブメンバーの早田ひな選手が、混合ダブルスで日本勢初の金メダルを獲得した伊藤美誠選手への想いを明かした。早田選手は代表からは外れたものの、補欠であるリザーブメンバーとして東京五輪出場選手を裏方から支え続けていた。「切磋琢磨しながら強くなっていける存在がいることに感謝したい」早田選手は2021年8月8日にインスタグラムで、複数のメダルを獲得した日本代表を祝福。自身についても、「ミックスダブルス、シングルス、団体と13日間、沢山の人の緊張、勇気、悲しみ、苦しみ、喜びその他にも沢山の感情を間近で見て、自分の肌で感じさせてもらいました」「今回サポートに回ってみて感じたことは、自分一人の力では絶対に強くなれないし、この舞台には立てないということです」と学ぶものが多々あったことを明かした。また、金メダル獲得の瞬間を近くで見届けた伊藤選手については「ライバルであり親友でもある美誠」と表現しつつ、「あんな小さな身体で毎日毎日ラケットを振り、究極を目指して頑張る姿、自分が納得いくまで練習をやめない姿をいつもいつも隣で見てきました」「その頑張りを1番近くで見ていたからこそミックスで金メダルを取ったときは『良かった!!やっと神様が美誠にご褒美をくれた!!』と思い涙が止まりませんでした」と快挙を祝福。そのうえで、「でもその私に見えていた部分はほんの3割ぐらいしか無かったと思います」「誰も見ていないところで必死に自分自身と戦い、合っているのか合っていないのか分からない道をただひたすら前を向いて突き進んでいたと思います」と、親友・ライバルならではの思いも伝えた。「おみま!!ゆっくり休んでね」さらに早田選手は、「今回私は彼女に沢山の勇気と感動をもらいました」「親友でもありライバルでもある、お互いに切磋琢磨しながら強くなっていける存在がいることに感謝したいです」と今後への意気込みも語り、最後には、「おみま!!ゆっくり休んでね」「いつもいつもありがとう」と伊藤選手に優しく呼びかけていた。この投稿に早田選手の元には、「3年後はみまちゃんとひなちゃんが輝いてる姿見れるのを夢見てます!」「卓球という競技がより一層好きになった大会でした!」という声が集まっていた。
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