2024年 4月 23日 (火)

JR東海、33年ぶりに深津絵里なぜ起用? コロナ禍で伝える「変わらない」価値...広報明かすCMの狙い

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   JR東海が2022年1月16日に放映開始した新CM「会うって、特別だったんだ。」が反響を呼んでいる。山下達郎さんの「クリスマス・イブ」で記憶されている同社のCM「クリスマス・エクスプレス」シリーズ以来約33年ぶり に深津絵里さんが出演したためだ。

   当時のCMではホームで恋人を待っていた深津さん。2022年版は商用で東海道新幹線に乗るビジネスパーソンを演じている。2つのCMにJR東海が込めたコンセプトには共通点もあるが、新型コロナウイルス禍の社会を反映させた構成となっている。

  • バブルを知る世代には懐かしい、深津絵里さんと新幹線の組み合わせ
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33年前はカップルとして

   新CMは出張の帰路、新大阪駅から東京行き列車に乗車した深津さんの回想で進む。大阪で打合せを終え、別れ際に相手とマスクを外し合い「会うって、特別だったんだ。」とのテロップが浮かぶ。曲は3人組バンド「odol」が書き下ろした新曲「望み」が流れる。

   1988年の「クリスマス・エクスプレス」はJR東海発足2年目、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」を初めてCMに採用した。こちらで深津さんはホームで恋人を待つさまを演じ、列車が去ってようやく待ちわびた彼が現れる。

   「クリスマス・エクスプレス」は翌年からも牧瀬里穂さん(89年)・高橋里奈さん(90年)・溝渕美保さん(91年)・吉本多香美さん(92年)を起用して制作され、時代を象徴するCMの一つに。いずれもクリスマスイブに会いに行くカップルを描いた。

「『クリスマス・エクスプレス』シリーズには『東海道新幹線は人と人を結びつけるもの』というメッセージが込められていましたが、これは当時の放映から30年以上経った現在も変わらないものであり、東海道新幹線はこれからも皆様の『会う』を支え続けていきたいという想いを伝えるには深津絵里さんが最適と考えました」

   とJR東海東京広報室は新CMでの深津さん起用理由を説明した。

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