2024年 4月 18日 (木)

シーブリーズのフタが「進化してる」 液漏れの悲劇なくなった?15年ぶり改良の狙いとは

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   液体タイプの制汗剤「シーブリーズ デオ&ウォーター」のキャップの進化が話題になっている。

   インターネット上ではこれまで、持ち運ぶ際に意図せずふたが開いてしまい、荷物やカバンに匂いがついてしまったという声も少なくなかった。しかし現在は、カバンの中などで開きにくい「改良キャップ」になっている。

   J-CASTニュースは2022年3月15日、「シーブリーズ」シリーズを販売するファイントゥデイ資生堂(東京都港区)に詳しい改良点を取材した。

  • リニューアルした「シーブリーズ デオ&ウォーター」(医薬部外品)
    リニューアルした「シーブリーズ デオ&ウォーター」(医薬部外品)
  • 旧デザインの「シーブリーズ デオ&ウォーター」
    旧デザインの「シーブリーズ デオ&ウォーター」
  • キャップの変化(画像提供:ファイントゥデイ資生堂)
    キャップの変化(画像提供:ファイントゥデイ資生堂)
  • リニューアルした「シーブリーズ デオ&ウォーター」(医薬部外品)
  • 旧デザインの「シーブリーズ デオ&ウォーター」
  • キャップの変化(画像提供:ファイントゥデイ資生堂)

カラフルな筒状の容器、過去にはキャップ交換も流行

   シーブリーズは生薬カンフル・ハッカ油・ユーカリ油などを配合したもので、1902年にアメリカで誕生した。日本では1969年から販売されるようになり、1996年にデオドラント機能を持つ「デオ&ウォーター」タイプが発売された。

   2007年、10代の日常シーンに向けてリニューアルし、カラフルな筒状の容器に蓋がついたものとなった。15年には、男女が色違いのキャップを交換するCMが放映され、若者の間で流行。当時のふたにはストッパーなどがなく、カバンの中で開いてしまうことがあった。

   ファイントゥデイ資生堂は22年2月上旬、リニューアルした「シーブリーズ デオ&ウォーター」を発売した。パッケージは、購買層である中高生のトレンドに合わせ、パステルカラーを用いたシンプルなデザインに変更。これを機に、ふたも一新した。

「ワンタッチ」キャップにこだわった

   取材に対しファイントゥデイ資生堂は、「ここまで大幅にパッケージが変わるのは15年ぶりとなります」と明かした。意図せずふたが開くことへの課題意識から、キャップのはまり具合の強度の調整などは行ってきたが、開閉部分の設計を大きく変えるのは今回が初めてとなる。改良については、使い勝手の面から「これまで通りワンタッチで開けられる」点にこだわったとする。

「キャップと本体が別れるネジタイプですと対応は簡単なのですが、あえてワンタッチで開けられるという点にこだわり、開発をいたしました」

   新たなふたは、側面のボタンのような部分を押すと開くプッシュ式に。万が一、カバンの中でこぼしてしまった場合は、生地によって対応が異なるため、個別に問い合わせほしいとしている。

   また、15年のCMをきっかけに話題となったキャップ交換については、「お客さまの中で支持を頂いているので、新デザインでもキャップは交換できる仕様にしております」と述べた。

   ファイントゥデイ資生堂によれば、キャップを改良したリニューアル後に販売数は伸びており、ソーシャルメディア上でもポジティブな声が多く寄せられているという。

   ツイッターでは3月11日、改良キャップについて「進化してる」などと紹介する一般ユーザーの投稿があり、16日17時点までに5000件超のリツイート、約3万5000件の「いいね」が寄せられた。引用リプライには「もう...誰も悲しまくて済むんだ...」「シーブリーズの香りのする教科書とかは無くなりそう」といった声が寄せられた。

(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)

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