死球めぐる巨人大勢と広島坂倉の「振る舞い」に感動 試合終了直後...「スポーツマンシップ感じた」

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   プロ野球巨人・大勢投手(22)と広島・坂倉将吾捕手(23)の試合後の振る舞いにインターネットで称賛の声が集まっている。

   巨人は2022年5月19日に東京ドームで広島と対戦し2-1で勝利した。1-1の同点で迎えた7回に中山礼都内野手(20)のセンター前タイムリーで逆転。先発・菅野智之投手(32)は8回3分の1を投げ5安打1失点と好投し、最後は大勢が締めくくった。

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左つま先直撃の坂倉はしばらく動けず

   大勢は1点リードの9回1死1、2塁のピンチでマウンドに上がり、1人目の打者・坂倉に死球を与えた。2ストライクに追い込んでからの4球目のフォークが坂倉の左足つま先を直撃。坂倉はその場で倒れ込み、お辞儀をするようにグラウンドに頭を付けたまましばらく動けなかった。

   大勢は脱帽してマウンドから坂倉の元に歩み寄り謝罪の意を表した。しばらくして立ち上がった坂倉は治療を受けるためにそのままベンチに下がった。治療を終えた坂倉は場内の拍手を受けながら1塁に向かいゲームが再開した。

   自らの失投でピンチを広げた大勢は、1死満塁から小園海斗内野手(21)を浅いセンターフライに打ち取り、続く野間峻祥外野手(29)を空振り三振に仕留め救援に成功した。

   巨人、広島両軍ファンの注目が集まったのは、ゲームセット直後のシーンだ。

「大勢も立派だし、坂倉も大人の対応」

   野間のバットが空を切った瞬間、大城卓三捕手(29)がマウンドに駆け寄ると、これに続いてナインが歩み寄った。

   マウンド上には歓喜の輪が出来つつあったが、大勢は1塁方面に視線をやると輪から外れ脱帽してベンチに戻る坂倉に再度謝罪。これに対して坂倉は右の手のひらを大勢に向け何度か頭を上下させて応えた。

   死球に端を発する試合後の両者の振る舞いをとらえた映像がSNSで拡散され、インターネットで話題となった。

   ツイッターでは両軍ファンから「素敵なシーン」「スポーツマンシップを感じた」「大勢も立派だし、坂倉も大人の対応してくれてありがとう」「見ている側も気持ちがいい」「人として見本となる行為は素晴らしい」などのコメントが寄せられた。

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