2024年 5月 7日 (火)

立憲の街頭演説で珍場面、野党共闘で意見対立 小川淳也氏「育む」、候補予定者「しない方がいい」

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「だって投票する人の選択肢が奪われるじゃないですか」

   一方の石田氏は「野党間協力ですけども、僕はね、しない方がいいと思います。個人的な意見ですよ?」。単なる野党間の候補者調整ではなく、予備選を通じて候補者を一本化すべきとの持論を展開した。

「だって投票する人の選択肢が奪われるじゃないですか。共産党に投票したい、立憲民主党に投票したい、と思っても、その人がいなかったら困ると思うんですよね。それよりも、本当言ったら予備選をして、(野党)各党(が出した候補者)の中で『この人がいい』と(投票する)。大きい参議院選挙みたいなところはですよ?そうしたら、その事前から盛り上がるし、ちゃんと意思が反映できるんじゃないかと私は思いますし、自然と野党協力という候補者の統一というのは、人々の心の中でも出てくると思うんですね」

   大阪選挙区の改選数は4。16年の参院選では日本維新の会2人、自民党1人、公明党1人が議席を獲得し、4人とも再選を目指す。今回は少なくとも19人が立候補する見通しで、立憲としては、上位4人の中に割って入りたい局面だ。「助っ人」の役割を担っているのが党の最高顧問を務める菅直人元首相で、4月25日には参院選大阪選挙区の「特命担当」に就任し、連日のように維新批判を行っている。この日の街頭演説で掲げられた「のぼり」も、上半分に石田氏、下半分に菅氏を配置したデザインだ。

   小川氏は菅氏について、

「大阪ですから、維新の会についても触れさせてください。菅直人さん、敵基地攻撃に来てますね?菅さんは専守防衛じゃないんだと思います」

と紹介し、聴衆の笑いを誘っていた。ただ、全面的に菅氏を称賛するわけでもなく、微妙な距離感をのぞかせた。

「まぁ、頼もしい。ええか悪いかは、よう分からん。だけど、あのファイティングスピリッツ?あれは私ども後輩も、しっかり学ばないかんなぁ、こう思っています」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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