2024年 4月 26日 (金)

阪神の守備は「プロとしてお恥ずかしい」 失策連発で4位転落...OB苦言「あまりにもミスが多い」

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   プロ野球楽天の元監督で阪神OBの田尾安志氏(68)が2022年8月14日にユーチューブチャンネルを更新。同日に京セラドームで行われた阪神対中日戦を解説し、阪神の守備に苦言を呈した。

  • 阪神・矢野監督(写真:アフロスポーツ)
    阪神・矢野監督(写真:アフロスポーツ)
  • 阪神・矢野監督(写真:アフロスポーツ)

「セカンドの糸原は苦しい」

   試合は阪神が3回に守備の乱れなどで2点を失い5回にも2失点。4点ビハインドの5回の攻撃でロハス・ジュニア(32)の3ランなどで同点とするも9回1死1、3塁のピンチでスクイズを察知した守護神・岩崎優投手(31)が暴投し決勝点を奪われた。

   チームはこれで6連敗を喫し4位に転落。田尾氏はこの日のポイントとして3つの失策を挙げた。

「(5回)今日ショートに入った山本が1塁に悪送球。これ実は今日3つ目のエラー。1つ目は佐藤の1塁への悪送球(2回)。2つ目がピッチャー(ガンケル)の1塁(けん制)への悪送球。結局送球エラーですねよ。これはプロとしてはお恥ずかしい。そういう3つのエラーが出ている」

   また、3回の糸原健斗(29)の守備にも言及。1点ビハインドの2死3塁のピンチで二遊間のゴロを糸原がはじいてセンター前ヒットに。この間に3塁走者が生還した。記録はタイムリー安打となったが田尾氏は糸原のプレーに納得のいかない様子で次のように語った。

「これはセカンドゴロだと思いましたけど。今日もセカンドに糸原を使いましたね。セカンドの糸原は苦しい。これは何度も言ってますが、あのゴロをヒットにしてしまったのはセカンドとしては辛い。ここはこれから先もうちょっと考えてもらいたいところ。糸原をどうしても使いたいのか。僕は糸原は代打の切り札でもいいかなと思っている選手。今日のピッチャーはガンケル。そんなに点を取られない前提であれば植田を使うことも一つの手ではあったかな。とにかく糸原をどこかで使おうというそのような感じがしてならない」

   さらに「なかなか面白いゲームでしたけどもタイガースサイドは3つのエラー。最後もワイルドピッチ。これも岩崎のミスです。あまりにもミスが多い。そういうゲームが続いている」と指摘し、「負けが岩崎。5敗目ですね。抑えピッチャーとして5敗はちょっと多すぎるなという気がしますね」との持論を述べた。

「特性からするとケラーの抑えが1番ピタっとはまる」

   この日は4-4の同点となった6回に浜地真澄(24)、7回にケラー(29)、8回に湯浅京己(23)を起用。中日打線に追加点を許さなかったが守護神・岩崎のまさかの暴投で接戦を落とした。

   田尾氏は浜地、ケラー、湯浅は三振が取れる投手だと指摘し、この3人の後に岩崎を抑えとして起用することに疑問を呈した。

「浜地、ケラー、湯浅。このあたりのピッチャーは三振の取れるピッチャー。こういうピッチャーが3人投げた後に岩崎が来る。このパターンは非常に厳しいと思う。やはり9回にある程度スピードのあるピッチャーを持ってくる。これが常識ではないかという気がする」

   そしてリリーフ陣の現状を考慮した上でケラーを抑えに起用することがベストであるとの持論を展開した。

「持っている戦力をどのように使うのがベストなのか。そういうことを常に考えながら向かっていくのが大事なこと。僕が考える抑えのピッチャー。これはケラーでいいと思う。今日やられたから岩崎を外すというものではなく特性からするとケラーの抑えが1番ピタっとはまると思う」

   この日の3つの失策で今季71失策となりリーグワーストを更新。首位ヤクルトとのゲーム差は「10」に広がった。16日からは敵地・神宮でヤクルトと3連戦。19日からは東京ドームで巨人との3連戦を控える。

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