エイベックスの松浦勝人会長が2022年7月にインスタグラムへ寄せた投稿が、今になって思わぬ注目を集めている。宮古島の動物愛護団体への寄付を明かした投稿で、松浦氏は「こういうことは絶対記事にしない文春」などと、週刊文春を名指しして批判していた。それから約40日――。週刊文春は8月31日、松浦氏が寄付した団体をめぐるトラブルを報道。記事では、松浦氏が団体に1000万円を寄付していた事実も伝えていた。こうした一連の流れが、ネット上で「中々のカウンターパンチ」などと話題になっている。「たまにはね! こんなこともしてるって言わないと」松浦氏は7月21日、「宮古島SAVETHEANIMALS」という団体から貰ったという感謝状の写真をインスタグラムで公開した。そこには、次のように書かれている。「松浦勝人殿 貴殿は宮古島SAVETHEANIMALSに10,000,000円ご寄付をされました 頂いたご寄付については犬猫たちのために大切に活用させていただきます 温かいご支援とご協力に対し深く感謝いたします」松浦氏は、寄付について「たまにはね! こんなこともしてるって言わないと、ほんとに無駄遣いばかりしている変な車おじさんになっちゃうからね。やることはやってるよ。他にもたくさん」と説明。投稿には、「#こういうことは絶対記事にしない文春新潮」とのハッシュタグを添え、週刊文春と週刊新潮の2誌を名指しして皮肉った。2誌は松浦氏のスキャンダルを扱ってきた。松浦氏が寄付したのは、2019年に設立された宮古島の動物保護団体だ。全国から支援者を募り、島の犬猫などの保護活動を行っている。寄付団体に「トラブル続出」と文春報道その後、8月31日に週刊文春が宮古島SAVETHEANIMALSに関する記事を公開。「嵐・相葉が24時間テレビで訪問『動物愛護団体』にトラブル続出」と題した記事で、松浦氏の寄付についても報じた。記事は、同団体は近隣住民への説明がないまま開設され、動物の鳴き声やゴミ・フンの処理などをめぐり、地元住民とトラブルが発生しているなどと指摘する内容だ。文中では、「今年6月12日にはエイベックスの松浦勝人会長が1000万円の寄付をしている」との情報も伝えていた。まるで「こういうことは絶対に記事にしない」という松浦氏の投稿へのカウンターのようにも捉えられる今回の報道を受け、ネット上では「中々のカウンターパンチ」「寄付のことだけじゃ正しい実態伝わらないから全部調べてまるっと記事にしましたってことですね。さっすが」「どこまでも裏目に出てて草」といった反応が相次いだ。
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