2024年 4月 24日 (水)

45歳メイウェザーは「あの節制の仕方だとあと数年はできる」 完勝の朝倉未来戦、識者が見た強さ

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「メイウェザーは倒せない選手ではない」

「メイウェザーが最初の世界王座を獲得した頃はKOが多かった。もともと倒せない選手ではない。ただ周りのレベルが上がり体重を上げていくことによってKOを捨て勝ちに徹してきました。最後のパンチを防ぐのは大変なこと。どれだけ気を付けていてもあれだけ技術の差があれば効かされてしまう。あのパンチはメイウェザーの体に染みついているものなので朝倉選手にとってあの一発は仕方がない」

   さらに「ラウンドが短かったので朝倉選手は打ち気に行かなければ話にならなかった。恐らくメイウェザーはそれを読んでいたと思う。実際1ラウンド目にどれだけ朝倉選手が踏み込んでくるかを見て、これはどんどん来るだろうからパンチを打ってやろうかとなったと思う。仮にあのパンチが入らず次のラウンドに行ったとしても同じような局面が来たかもしれない」と続けた。

   メイウェザーJr.は17年8月のコナー・マクレガー(アイルランド)との一戦を最後に現役を引退し、以降はエキシビションマッチのリングに上がっている。96年アトランタ五輪では銅メダルを獲得しプロでは50戦無敗(27KO)のレコードを残したレジェンド。次戦は11月にドバイでユーチューバーとのエキシビションマッチを予定している。

   金平氏は「相手次第だが、あの節制の仕方だとあと数年はできると思う」との見解を示し、メイウェザーJr.の強みについて解説した。

「メイウェザーは日々必要な節制をやって必要なトレーニングと自分を律している。あの体つきを見れば分かります。でないと45歳であのファイトは出来ないし、現役の格闘家を倒すことは出来ない。現役時代から自己管理がしっかりとでき、今もなお真摯にコンディションを作っている。これが大きな強み。それと彼はボクシングの申し子だからあのルールでやる限り簡単には潰されない。子供の頃からの貯金もありますから」

   メイウェザーJr.に敗れた朝倉は26日にツイッターを更新し、「ボクシングも、総合格闘技もどちらも素晴らしい競技です いつかキックボクシングもやってみたい まずは強くなった姿で総合格闘技復帰します」と再起を誓った。

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