2024年 4月 27日 (土)

立憲・維新は「TBS・フジ」国民は「テレ東」 玉木代表が主張する「小さいからこそ」の独自路線

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   国民民主党の玉木雄一郎代表が2022年10月12日に配信された動画番組で、党の独自路線をテレビ東京にたとえる場面があった。

   番組は、広域通信制高校「N高校」(N高)と「S高校」(S高)が主権者教育の一環として立ち上げた「N/S高 政治部」の講義「野党3党の代表と考える『野党の役割』」。発言は生徒から出た質問に答える中で出た。

  • 左から立憲民主党の泉健太代表、日本維新の会の馬場伸幸代表、国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は配信動画から)
    左から立憲民主党の泉健太代表、日本維新の会の馬場伸幸代表、国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は配信動画から)
  • 左から立憲民主党の泉健太代表、日本維新の会の馬場伸幸代表、国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は配信動画から)

「小さいからこそ新しい政策をどんどん提案」

   番組には、右から立憲民主党の泉健太代表、日本維新の会の馬場伸幸代表、玉木氏の3代表が出演。番組中盤に、「今後の『野党の形』」に関する解釈の幅が広い質問が出た。玉木氏は、国民民主は立憲や維新と比べてミニ政党だとして、「例えばTBSさんフジテレビさんと、うちはテレビ東京。そんなこと言うとテレビ東京さんに申し訳ないんだけど...」。

   国民民主が19年から主張してきた「孤独・孤立対策」について、菅政権で21年に担当大臣が置かれたことに言及しながら、

「独自の、小さいからこそ、小さいが故にやらないといけないような視点で、いろんな新しい政策をどんどん提案していく。こういう役割の野党も必要だと思う」

などと話した。

   玉木氏に先立って泉、馬場両代表がコメント。泉氏は、野党のなかで唯一立憲には「ネクストキャビネット」(次の内閣、NC)があることについて

「それだけの規模があったり、元大臣がいたり、そういう意味でのいろんな経験もある政党なので、このいい部分というのを活かして、次の選挙に向かっていく」

などと説明した。臨時国会で日本と6項目の政策分野で合意したことにも言及し、維新の主張も受け止めて「政権交代の礎になっていきたい」とした。

「戦い合った他の政党の皆さん方とも、一致できるところは協力」

   馬場氏も次のように立憲との関係に言及した。

「何党であるとかということにひたすらこだわるわけではなく、やはり自民党をピリッとさせる、自民党に緊張感を持たせると...。そのためには、この選挙(参院選)で戦い合った他の政党の皆さん方とも、一致できるところは協力してやっていきましょうということで、今新しい国会の姿というのを我々追い求めている」

   一方で、政党間の関係が変化する可能性も示唆していた。

「これから永田町も流動化する、そういう感じも出てきており、それぞれの政党がどんなことを言ってるのかな?ということをご注目いただきたい」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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