女子高生盗撮容疑で逮捕の共産党員、非難していた痴漢 「性暴力に、本気で向き合う政治を」訴えも

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   日本共産党千葉県委員会・書記長の大西航氏が2023年1月12日、建造物侵入と千葉県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで逮捕された。各メディアが同日午後、一斉に報じた。

   逮捕報道を受けて、大西氏の過去のSNS投稿が注目を集めている。

  • 17年の衆院選に出馬した大西航氏(ツイッターより)
    17年の衆院選に出馬した大西航氏(ツイッターより)
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「痴漢」を非難し続ける

   大西氏は元木更津市職員で、17年の衆議院議員選挙で千葉12区から立候補し落選している。

   報道によると、大西氏は22年10月23日にJR西千葉駅構内の女子トイレに侵入し、女子高生を盗撮した疑いがもたれている。同年11月に別の駅で盗撮したとして通報され、今回の動画が見つかったという。

   逮捕報道を受け、インターネット上では、過去のツイッターでの大西氏の投稿に注目が集まっている。

   大西氏は21年10月、日本共産党公式ツイッターアカウントの痴漢撲滅を訴えるツイートを引用しながら、次のように述べている。

「何年も何十年も続いてきた性暴力に、本気で向き合う政治を」

   大西氏はこれまで複数の投稿で性暴力、とくに痴漢を非難している。日本共産党千葉県委員会のジェンダー平等委員会が実施した「痴漢被害についてのアンケート」への回答を熱心に呼びかけた。22年6月に日本維新の会から参院議員選挙に立候補を予定していた現参院議員・猪瀬直樹氏が、女性候補の肩などを触るような仕草をしたことを問題視されたときは、ニュースを引用しながら次のように批判している。

「猪瀬氏の痴漢行為はもちろんのこと、『これから気をつけるって言ってるからOK』という維新の認識が信じられない」

   ほかのツイッターユーザーに対し「性犯罪は深いトラウマを伴うもので、言及には慎重な言葉遣いが必要です」などと訴えたり、セクハラを告発するハッシュタグ「#MeToo」を用いて、性被害を受けたとする女性記者の手紙を紹介したりすることもあった。一方で、今回疑いをもたれている盗撮に言及するツイートは確認できなかった。

    SNSではこれらの投稿が拡散され、「本気で性暴力に向き合った結果が盗撮?」「どうして...どうして...」などと困惑する声が広がっている。

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