2024年 4月 26日 (金)

大谷翔平は「ストレートを制球できないときつい」 中国戦まだ7割程度...WBC元コーチが状態分析

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   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドB組初戦が2023年3月9日、東京ドームで行われ、日本が中国を8-1で下した。

   日本は1回に無死満塁のチャンスで四球による押し出しで1点を先制。4回には1死1、3塁の場面で大谷翔平投手(エンゼルス、28)がレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースを放ち2点を追加。7回、8回に追加点を奪い9安打8得点を挙げて初戦を飾った。

  • 大谷翔平投手(写真:CTK Photo/アフロ)
    大谷翔平投手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 大谷翔平投手(写真:CTK Photo/アフロ)

「スライダーが甘く入るとメジャーリーガーは見逃さない」

   先発の大谷は4回1安打無失点5奪三振の好投を見せ、5回からマウンドに上がった第2先発の戸郷翔征投手(巨人、22)は6回に本塁打を浴びたものの3回2安打1失点7奪三振。その後は湯浅京己投手(阪神、23)、伊藤大海投手(日本ハム、25)と繋ぎ中国打線を封じた。

   1次ラウンドの初戦を飾り幸先の良いスタートを切った侍ジャパン。J-CASTニュース編集部は、13年WBCで戦略コーチを務めた橋上秀樹氏(57)に中国戦を分析してもらい、10日に行われる日韓戦の展望を聞いた。

   橋上氏は大谷の投球について「昨シーズンの内容から考えるとまだ7割程度かなという印象を受けました。特にストレートの制球が定まっていなかった。スライダーなど力加減をある程度セーブしながら投げることができる球種の方が、制球が安定するということで途中からかなりスライダーが多くなった」と解説し、次のように続けた。

「昨日の投球を見ると、これから勝ち進んで上に行った時、160キロのストレートをある程度制球できないときついなという感じがしました。彼の持っているものを考えればまだまだ物足りない。中国打線は甘いスライダーでも見逃したり空振りしてくれるが、メジャーの選手がいるチームと対戦すると長打を食らう可能性が出てくる。特に右バッターの肩口から入ってくるスライダーの危険性が高い。肩口からのスライダーは一番長打を打たれやすいボール。甘く入ると、おそらくメジャーリーガーは見逃さないと思います」
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