2024年 5月 19日 (日)

矢吹奈子卒コンに「歴代センター」大集結 自信喪失の現役メンバーに指原莉乃が送った言葉

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   HKT48の矢吹奈子さん(21)の卒業コンサート2023年4月1日に横浜市内で開かれ、約10年間にわたるアイドル生活にピリオドを打った。矢吹さんの「恩師」にあたる指原莉乃さん(30=19年卒業)ら、センターを経験した卒業生が多数集結した。

   圧巻のパフォーマンスに「まだまだだな...ってすごく思って、自信が...」と声を詰まらせながら「皆さんの意志を引き継ぐ」と決意表明する現役メンバーも。指原さんは、自らをはじめとする知名度が高いメンバーが卒業する中でも「必死で守ってくれたから、こうやってコンサートができている」と、現役メンバーの奮闘をねぎらった。

  • 矢吹奈子さん(左)と指原莉乃さん(右)。「君の名は希望」を歌い上げた (c)Mercury
    矢吹奈子さん(左)と指原莉乃さん(右)。「君の名は希望」を歌い上げた (c)Mercury
  • 「2018年の橋」。左から田島芽瑠さん、矢吹奈子さん、兒玉遥さん、朝長美桜さん (c)Mercury
    「2018年の橋」。左から田島芽瑠さん、矢吹奈子さん、兒玉遥さん、朝長美桜さん (c)Mercury
  • 現役生と卒業生で「桜、みんなで食べた」を披露 (c)Mercury
    現役生と卒業生で「桜、みんなで食べた」を披露 (c)Mercury
  • 昼公演「春のコンサート2023 私たちの現在地」であいさつする「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん (c)Mercury
    昼公演「春のコンサート2023 私たちの現在地」であいさつする「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん (c)Mercury
  • 矢吹奈子さん(左)と指原莉乃さん(右)。「君の名は希望」を歌い上げた (c)Mercury
  • 「2018年の橋」。左から田島芽瑠さん、矢吹奈子さん、兒玉遥さん、朝長美桜さん (c)Mercury
  • 現役生と卒業生で「桜、みんなで食べた」を披露 (c)Mercury
  • 昼公演「春のコンサート2023 私たちの現在地」であいさつする「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん (c)Mercury

卒業生5人がパフォーマンス、ルセラSAKURAはビデオメッセージ

   矢吹さんは3期生として13年にデビュー。握手会で指原さんにオーディション受験を勧められて合格した経緯があり、指原さんの「秘蔵っ子」としても知られる。田中美久さん(21)との「なこみく」コンビは有名で、18年の選抜総選挙は矢吹さんが9位、田中さんが10位に入った。18年から2年半にわたって日韓合同ユニットIZ*ONE(アイズワン)のメンバーとして活躍した。HKT48復帰後はシングル表題曲の単独センターを2作連続で務めるなどしていた。現役では最もメディアの露出が多いメンバーだが、22年10月に千葉市内で開いたコンサートで、グループからの卒業を発表していた。卒業後は俳優としての活躍を目指しており、終盤のあいさつで

「私を応援していたこと、応援していることを誇りに思ってもらえるように、これからも人間性を高めて、もっともっと成長できるように努力し続けたい」

などと話した。

   指原さんがHKT48のコンサートに出演するのは、21年6月に福岡市で開かれた宮脇咲良さん(25=21年卒業)の卒業コンサート以来、1年10か月ぶり。指原さん以外に兒玉遥さん(26=19年卒業)、村重杏奈さん(24=21年卒業)、田島芽瑠さん(23=22年卒業)、朝長美桜さん(24=20年卒業)がステージでパフォーマンスした。韓国の女性グループ「LE SSERAFIM」(ル・セラフィム)で「SAKURA」として活動する宮脇さんがビデオメッセージを寄せたことと合わせると、過去のシングル曲のセンター経験者全員が今回のコンサートに関わったことになる。指原さん以外の5人はいずれも1~2期生だ。

「今日このステージに立って、まだまだだな...ってすごく思って、自信が...」

   卒業生は、中盤の「2018年の橋」や「君の名は希望」を矢吹さんとパフォーマンス。いずれも、19年4月の指原さんの卒業コンサート披露された楽曲だ。IZ*ONEで活動中だった矢吹さんは、指原さんとスクリーン上で「共演」。4年越しの「リアル共演」に、矢吹さんは「涙が出てきちゃった」。指原さんも「成仏しました」と満足げだった。

   卒業生のパフォーマンスに複雑な思いを吐露したのが、4期生(16年デビュー)の地頭江音々さん(22)だ。終盤に感想を求められて、卒業生が築き上げた環境でグループの活動が成り立っている点に言及した。具体的には

「卒業生の皆さんと、まさかこのステージで一緒に踊ることがあるなんて...と思って、すごくびっくりしているんですけど、あの...、やっぱり今のHKTは卒業生がすごく多くて、先輩のポジションとか衣装とか、MCとか煽りとか、卒業生の方が形にしてくれたものを、私たちが代わりに入っているというか、そういう形になっていて、今日このステージに立って、まだまだだな...ってすごく思って、自信が...」

と話したところで声を詰まらせた。客席から「そんなことないよー!」という声が飛ぶと、

「でも、このかっこいい姿を奈子さんが卒業コンサートで私たちにまた見せてくださったし、奈子さんが今日まで私たちにたくさん教えてくださったことを無駄にしないように、卒業生の皆様にまだまだ成長させていただいてる未熟な私たちですけど、皆さんの意志を引き継いで、もっともっと大きなHKTにできたらいいなと思いました」

と決意表明。指原さんは、地頭江さんの自信なさげな発言に「私はそんなこと一切思ってなくて...」と反応し、現役メンバーの努力をたたえた。

「もちろん今日こうやってコンサートができてるのは、奈子の今日までの頑張りであり、奈子や咲良が韓国に行ってる間、私が卒業してからいろんなメンバーが卒業してから、必死で守ってくれたから、こうやってコンサートができてるわけなの...。私もね、みんなも久しぶりに舞台に立つことができたのは、奈子やHKTメンバー全員の頑張りなので、そして皆さんの応援なので、本当に逆にありがとうございました。すごくいい思い出になりました。また、でっかいステージで呼んでください!」

「グループを背負ったことのある全員がHKT48を現在地まで運んできた」

   卒業生の「意志を引き継ぐ」取り組みは、着々と進んでいるようだ。この日のコンサートは昼と夜の2回公演。夜公演が矢吹さんの卒業コンサートで、昼公演が「春のコンサート2023 私たちの現在地」と題して開かれた。4期生で「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん(23)によると、セットリスト(曲順)は「ある卒業生の、偉大な先輩の方」と相談して作成したという。昼公演の終盤、その意図を次のように説明した。

「それは決して過去にとらわれているわけではなくて、未来に向かってみんなで進んでいく、現在のHKT48に必要なことだと思ってアドバイスをいただきました」
「グループを背負ったことのある全員がこのHKT48を現在地まで運んできたと思っています。なので、これからもHKT48の過去も現在も、そして未来まで皆さん愛してくださると嬉しいです」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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