鳩山由紀夫氏、誤情報拡散を謝罪 ウクライナ巡り「核戦争で人類が滅びてしまいかねない」とツイートも「撤回する」

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   鳩山由紀夫元首相が2023年7月12日にツイッターを更新。9日に投稿した、「ウクライナのゼレンスキー大統領がNATO(北大西洋条約機構)にロシアへの核攻撃を要請している」という趣旨のツイートが誤りだったとして謝罪した。

  • 鳩山友紀夫氏(2010年撮影)
    鳩山友紀夫氏(2010年撮影)
  • 鳩山友紀夫氏(2010年撮影)

「事実を確認できずお詫びして撤回する」

   発端となったツイートで、鳩山氏は「近々NATO首脳会議が開かれるが、ゼレンスキー大統領はNATO軍にロシアに対して核攻撃をして欲しいと要請している」と情報ソースを明示せずにツイート。

   さらに「そんなことをしたら、ロシアが核で反撃することは間違いなく、全面的な核戦争で人類が滅びてしまいかねない」とつづり、「NATOがゼレンスキー大統領の要望を受け入れないことを切に望む」と訴えていた。

   しかしこの投稿は、誤解を招く恐れのあるツイートにユーザーが背景情報を提供する機能「コミュニティノート」の対象となり、誤りを指摘された。

   鳩山氏が情報ソースにしたと思われるのは、ゼレンスキー大統領がウクライナ語で発言している動画。英語字幕で「They can use nuclear weapons on Russia」とつけられていたが、2月7日にAP通信がその字幕を「誤り」と報道。実際にはゼレンスキー大統領はウクライナ語で「NATOに求めること」という質問に対し、「先制攻撃を通じて、ロシアが核兵器を使用することを不可能にするべき」と答えたと報じられていた。

   この指摘を受けてか、鳩山氏は12日にツイッターで「ウクライナ語がわからず日本語訳を信じてゼレンスキーがNATOにロシアへの核攻撃を要請と書いたが、事実を確認できずお詫びして撤回する」と謝罪。「正確にはロシアへの先制攻撃の要請であった」と説明した。

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